朝日村の作家7人が作品展-ギャラリーオーナーの声掛けで

2階の様子。牧瀬さん、藤牧さんが作る木の家具と、小林さんの漆の器などが並ぶ。

2階の様子。牧瀬さん、藤牧さんが作る木の家具と、小林さんの漆の器などが並ぶ。

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 朝日村のギャラリー「Style Galle(スタイル・ガレ)」(東筑摩郡朝日村、TEL 0263-99-2492)で現在、同村で創作活動を続けている作家7人によるグループ展「村のなかのものづくりびと-暮らし・素材・かたち-」が開催されている。

やざきさんの作品。おなじみのペンギンが猫に

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 漆の小林登さん、鉄細工の向井茂さん、はんこのやざきなおみさん、木工の牧瀬昌弘さん、谷口泉さん、山田義明さん、同ギャラリーオーナーの藤牧敬三さんの作品を展示する。1階には、向井さんの燭台(しょくだい)や、今回の展示会に合わせて制作した同ギャラリーの看板、谷口さんと山田さんが制作している同村の小学校で使う予定のカラマツ材の児童用学習机といすなどを紹介。2階には、牧瀬さんや藤牧さんの木の家具に合わせるように、小林さんの漆の器が並ぶ。各階、やざきさんが制作した額やパネルが壁面を飾る。

 消しゴムはんこを作るやざきさんは「はんこ自体ではなく、はんこを使った作品」という藤牧さんからのリクエストに応えて制作。「はんこ、というより版画調」(やざきさん)という作品は、近くのコーヒー店「シュトラッセ」のコーヒー豆を使いコラージュしたものや、なじみのある菓子パッケージの動物を猫に変えたものなど計40点。「額も藤牧さんに教えてもらいながら初めて作った。時間はかかったが…(こういう作品を)作る機会を与えてもらってよかった」とやざきさん。

 同村出身の藤牧さんがギャラリーを開設して1年。「朝日村にも多くの作家さんがいる。せっかくだからみんなで何かできればと思って声を掛けた」という。「特にテーマを決めたわけではないが、全体でコラボというか、ひとまとまりになっているような感じがする」と同ギャラリーの桃井千佳さん。「(松本市街地からは)少し遠いが、ドライブがてら朝日村に遊びに来てもらえれば」とも。

 作品は販売も行う。漆の小物=1,260円~、木ばし=700円~、木のスツール=31,500円~など。営業時間は10時~18時。入場無料。11月8日まで。期間中はやざきさんの実演販売や、11月1日には山田さんによる削りばしのワークショップを予定している。

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