松本に四川料理店3店舗が相次ぎオープン-コンセプト変え差別化

女鳥羽川を望める「四川乃華 嵐」店内。

女鳥羽川を望める「四川乃華 嵐」店内。

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 中国四川料理を提供する飲食店を運営するシセン(松本市双葉)は10月、「四川乃華 一よし食堂」(笹賀、TEL 0263-57-6666)、「四川乃華 嵐(らん)」(中央2、TEL 0263-36-8187)、「小吃(シャオチー) 松本駅前店」(中央1、TEL 0263-36-7741)を相次いでオープンした。

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 4日にオープンした「四川乃華 嵐」は、店舗面積43坪、客席は店内・テラス合わせて60席。ガラス張りの店内からは、隣を流れる女鳥羽川など外の景色も楽しめる。

 メニューは1皿あたり2~3人前。「麻婆豆腐」(890円)や「海老のチリソース煮」(980円)、「角煮の黒酢すぶた」(1,300円)など定番のものから、「活あわびの醤油煮込み」(3,200円)や「フカヒレの姿煮込み」(5,000円)なども用意する。中国の宮廷料理で珍重されているという伝統料理「熊の手の姿煮込み」(15,000円)も提供。「普通なら調理に時間がかかるので予約しないと食べられないもの。価格も、こんなに安く提供できるところは他にはないと思う」と店長の原隆さん。宴会やコースではメニューを決めず、その日に仕入れた新鮮な食材を使い、利用客のリクエストに沿った料理を提供する。

 「名物」と銘打つ「酸辣湯麺(サンラータンメン)」(930円)は、酸味のきいたとろみのあるスープに野菜やとき卵、麺がよく絡む。麺にもこだわりを持ち、焼きそば系の麺は、生麺を焼きそば用に加工しているという。「中華はこってりしたイメージがあるが、全体的にさっぱりめの味付けを意識している。いろいろなものをたくさん味わってもらいたいから」(原さん)。

 店舗開発なども担当する原さん。「好物件が見つかったのでオープンした。新店を出す準備はしていたが、1カ月に3店舗も出す予定はなかった(笑)」と話す。今回オープンした3店舗はそれぞれコンセプトが異なる。「それぞれの店の味、雰囲気を楽しんでもらえれば」とも。

 「四川乃華 嵐」の営業時間は11時30分~14時、18時~21時30分(ラストオーダー)。

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