松本で「四角」がテーマの企画展-作家5人がストールなどを展示販売

中央にディスプレーされた「四角」い装いものたち。

中央にディスプレーされた「四角」い装いものたち。

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 松本の雑貨店「tonico(トニコ)」(松本市中央2、TEL 0263-34-6621)で現在、5人の服飾作家による企画展「装いの四角展」が開催されている。

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 同展は、ようさん工房、すみれ洋裁店、noix、MAGALI、木村こずえさんら5人の作家によるもので、ストールやマフラーをメーンに「四角」い服飾雑貨を展示する。

 作品は、ようさん工房手製の白い流木のコートハンガーや、アンティーク調のベンチやスツールを使って展示。柔らかいものや大きな柄のものはフックにかけるなど、作品の形状や質感が生きるように工夫している。

 すみれ洋裁店は「パズル」と名付けられたストールとスカーフ、「1日1枚ハンカチ」を出展。ストールとスカーフは、生地をパズルのように縫い合わせた作品。盛り上がった縫い目がアクセントになっている。「1日1枚ハンカチ」は、すみれ洋裁店が取り組んでいるもので、毎日1枚ずつ生地を選んでハンカチにし、制作した日付を縫い込んでいる。漢数字を縦に縫ったタイプと、算用数字を横に縫ったタイプがある。

 ようさん工房はフード付きマフラーとバッグ、帽子を出展。すべての作品に、登山服として使用されていた3種類の古布を使い、丁寧な縫製で仕上げている。帽子は当初予定していなかったが、余った生地を無駄にしないために制作したという。

 「(ストールなどは)見るのと巻いてみるのとでは、雰囲気がまったく変わる」と同店オーナーの山田綾さん。「手に取って見ていたものと違うタイプのものを巻いてみたら意外と似合って、結局巻いた方を買っていったお客さんもいた。ぜひ巻いてみてほしい」とも。

 作品はすべて販売も行う。ストール=3,600円~、バッグ=7,350円~、ハンカチ=1,500円など。営業時間は12時~18時。会期中の定休日は今月23日・28日・29日。11月3日まで。

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