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松本に和食居酒屋「しゅはり」 落ち着いた雰囲気で「大人のたまり場」に

店内は知人に依頼して改装。壁と天井は2人で塗ったという

店内は知人に依頼して改装。壁と天井は2人で塗ったという

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 和食居酒屋「しゅはり」(松本市大手2、TEL 070-8975-3139)が松本・六九商店街に10月1日、オープンした。

刺し身は単品のほか盛り合わせも用意

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 場所は喫茶店「シンフォニア」跡。店舗面積は約18坪、席数はテーブルとカウンター合わせて約20席。平林沙彩さんと高林秀典さんが2人で切り盛りする。

 料理は、季節の素材を使ったアラカルトメニュー。東京・豊洲から仕入れる魚介類に力を入れ、刺し身は単品のほか、「おまかせ3品盛り合わせ」(2,800円)などを用意する。現在はほかに、「海鮮たっぷりしゅはりサラダ」(1,080円)、「真だら白子の天ぷら」(950円)、「自家製ミートナチョス」(750円)など。アルコールはビールやワイン、日本酒、ウイスキー、果実酒などを取りそろえる。

 平林さんは松本市出身。就職で上京し、勤務した居酒屋で高橋さんと出会った。結婚を見据えてUターンして、高橋さんが東京で14年間飲食業に従事した経験を生かして店を始めることを決めた。4月に松本を訪れた際に、同物件を見つけて即決。「駅から歩ける距離、静かな通り、適度な広さと自分たちにとって理想的な場所だった。さまざまな人との縁があって、無事に契約ができて良かった」と平林さん。7月に移住し、準備を進めてきた。

 高橋さんは、広告代理店に勤務したり、音楽制作を行ったりしていた経歴も持ち、飲食店の立ち上げにも携わってきた。同店の内装デザインも担当。カウンターはトチの木を使った一枚板で、同じ木でテーブルも製作。カウンター席は高く、テーブル席は低くすることで、互いの目線が気にならないような配慮もしたという。「単にお酒を飲んで騒ぐのではなく、落ち着いて過ごせる場所にしたかった。この店は自分にとって作品のようなもので、良い空間になったと思う」と話す。

 11月3日の市民祭では、タコスなどメキシカン料理を提供する予定。「ドッグフレンドリーデー」として、犬連れの来店可にする。「町のにぎわいに合わせて、イベントも企画していきたい。少しずつ町とのつながりも深めていければ」と平林さん。高橋さんは「大人が集って作戦を練るような場所として使ってほしい」とほほ笑む。

 営業時間は17時~23時(ラストオーダー)。月曜定休(祝日の場合は翌平日)。

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