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松本市役所近くに「潤喫茶」 週2でカフェを間借り、「朝がゆ」提供

「朝からゆったりと、おかゆを味わってほしい」と話す潤さんと恵さん

「朝からゆったりと、おかゆを味わってほしい」と話す潤さんと恵さん

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 おかゆとコーヒーを提供する「潤喫茶」が松本市役所近くのカフェ「aL(アル)coffee & bake」(松本市大手3)内にオープンして2カ月が過ぎた。

「優しい味わい」という玉子がゆ

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 水曜・木曜に間借りして営業。加藤潤さん、恵さんが夫婦で切り盛りする。

 おかゆは3種類で、昆布でだしを取り、三分づきの二十穀米をじっくり炊き上げる。プレーン(700円)、玉子がゆ(800円)、季節の食材を使った「旬のおかゆ」(900円)は現在、徳島県産のワカメ、ホタテ、シラスを入れる。味を変えて楽しめるように、ザーサイやショウガ、梅干し、自家製のみそなども付ける。

 自家焙煎(ばいせん)のコーヒー(600円~)は3種類で、フィルターで入れる。ほかに、「アメリカーノ」(600円)、「オーツミルクエスプレッソ」(650円)や、「シロップのオーツミルク割り」、ウーロン茶(以上600円)なども。スイーツは黒糖をアクセントにした「米粉のマーラーカオ」(350円)を用意する。

 2人は2021年、東京から茅野市に移住。潤さんが趣味でコーヒーをいれていたこともあり、パン店「カルパ」を間借りして、コーヒーを提供するようになった。「aL coffee & bake」の店主・田中佑樹さんとは、市内の「koloro(コローロ)coffee」で出会ったという。今年1月に開いた新年会の席で、田中さんから間借りでの営業を持ちかけられた潤さんは、「楽しそう」と快諾。翌日には焙煎機を購入した。

 おかゆは鍼灸(しんきゅう)師でもある恵さんが担当。8時からの営業ということもあり、朝食に何を出すか検討したという。「甘いものではなく、塩味があるものがいいと思った。東洋医学や和の薬膳の要素も入れて、胃腸に優しく、お米の甘みを味わえるよう意識した」と話す。

 現在は、伊那市で古民家を改装し、鍼灸とリトリートができる店を始める準備を進める傍ら、イベント出店や、諏訪や岡谷などでも間借り営業を行っている。「自身の店を持つよりも、身軽に、いろいろな場所でコーヒーをいれるのが性に合っている」と潤さん。「お店の選択肢が豊富な松本で、その中の一つに入れてもらえれば」とも。

 営業時間は8時~16時。

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