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松本のカフェで「第四の子供展」 レトロな玩具や駄菓子で作るアート作品

昭和レトロな雰囲気の店内。さまざまなアイテムが並ぶ

昭和レトロな雰囲気の店内。さまざまなアイテムが並ぶ

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 豊丘村で雑貨店「HAPPY DAYS」を営むムッシュ松尾さんによる「第四の子供展」が現在、松本・蟻ケ崎の「実家カフェ」(松本市蟻ケ崎3、TEL 070-6985-4111)で開催されている。

展示タイトルと同じ「第四の子供」と題した作品

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 「第四の子供」と題した作品は12点。紙製の箱で、中にはおもちゃや駄菓子など、さまざまなアイテムを雑多に入れた。東京で暮らす子ども2人がいる松尾さんは「第3、第4の子どもが僕の中にいて、第4の子どもは『アートの世界を作れ』と僕に訴えかけてくる」とコメントを寄せる。

 「まぼろしの駄菓子屋玩具楽団セット」は、プラスチック製の小さなギターや笛などのおもちゃの楽器を中心に、キーホルダーなどをボードに貼り付けてディスプレー。長女で「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」のボーカル・ギターの松尾レミさんが幼少の頃、一緒に結成していた「駄菓子屋玩具楽団」の展示で、当時の思い出や演奏曲についてのエピソードをつづったカードも添える。

 店で扱うアンティーク雑貨や制作物の展示、音楽イベントのプロデュースなど、幅広い活動をしている松尾さん。同店での展示は初めて。過去に松尾さんの展示を行っている「おっとぼけ美術館」(里山辺)の館長・相澤和典さんが企画した。相澤さんは「昭和レトロな店と、昔ながらの遊びやおもちゃに造詣の深い松尾さんを合わせてみたいと思った」と話す。

 作品のほか、駄菓子店のおみくじのように番号を付けて当たりを用意した約200点の人形やアイドルの写真なども販売。江戸川乱歩、横溝正史らの古書、レコードも並べる。同店の今西孝恵さんは「『懐かしい』とじっくりと眺める人や、『かわいい』と手に取ってくれる若者が多い」と笑顔を見せる。

 価格は、「第四の子供」=2,200円~、キーホルダー=100円~など。営業時間は11時~17時。会期中は木曜・金曜定休。4月21日まで。4月6日には松尾さんが「レコード漫才」と手品ショーを行う(予約制、申し込みは同店まで)。

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