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松本で「ムッシュ松尾のエキゾチック観光展」 異郷の空間で「宝探し」を

南国をイメージした「明るく怪しい」雰囲気がただよう

南国をイメージした「明るく怪しい」雰囲気がただよう

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 ムッシュ松尾さんによる展示「ムッシュ松尾のエキゾチック観光展」が現在、松本・里山辺の「おっとぼけ美術館」(松本市里山辺、TEL 0263-33-3348)で開催されている。

「異郷へ誘われる」イメージを刺激するさまざまなアイテム

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 コラージュ作品をはじめ、ブリキのおもちゃ、シャツ、人形、レコード、チラシなど、松尾さんが作ったり集めたりしたさまざまなアイテムが並ぶ。コラージュは、雑誌の切り抜きや写真、商品のパッケージ、娘で「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」のボーカル・ギターの松尾レミさんが子どもの頃に描いた絵などさまざまなものを組み合わせて制作。南国をイメージして、「明るく怪しい」雰囲気に仕上げている。

 ブリキのおもちゃは、車やバイク、電車、飛行機などの乗り物のほか、動物や剣、ピストルなど多彩な展開で、販売も行う。館長の相澤和典さんは「今は気軽に旅行できないという状況なので、イメージで観光気分を味わってもらえれば。雑多な中にも、ゆったりとした海や島、南国らしさを感じられるはず」と話す。

 詩や歌、DJとしてのイベント出演や、制作・収集したものの展示など幅広い活動をしている松尾さん。昔のおもちゃやレアな雑誌、絵本などを扱う自身のギャラリー「HAPPY DAYS」(下伊那郡豊丘村)は、昨年8月末に休業したが、今秋、再オープンを予定している。同館での個展は一昨年9月に続いて2回目。

 相澤さんが「数えきれないくらい」と言うアイテム数は500点を超える。「そのものズバリというよりは、見る人の連想によって広がっていくようなものが多い。異郷へ誘われるような空間を、宝探しのつもりで楽しんでもらえれば」とも。

 会期中の開館時間は14時~17時。土曜・日曜開館(7月31日は休館)。入場料は200円。8月29日まで。

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