定食とおやつとワインの店「mealstop(ミールストップ)」(松本市城東1)が1月31 日、松本市役所近くにオープンした。
もともと飲食店だった物件をリノベーション。外観・店内共に木をふんだんに使ったデザインで、ドライフラワーや植物を多くディスプレーする。店舗面積は約10坪、席数はコの字型のカウンターとテーブル合わせて10席を設ける。
メインの定食(1,400円)は、日替わりで提供。主菜はジャンルにとらわれない家庭料理で、5種類の副菜、ご飯、汁物を付ける。ほか、手作りの「ゴルゴンゾーラのベイクドチーズケーキ」(600円)、「ガトーショコラ」、「ラムレーズンのバターサンド」(以上500円)も。ドリンクは、かんきつ系のような爽やかな風味が特徴だという「スリランカ ディンブラ マッタケレ茶園」の紅茶、「100%信州りんごジュース」(以上600円)などを用意する。
15時からは「エゾ鹿の赤ワインラグー」(1,180円)や「ドライフルーツとナッツのサワクリ白和え」(580円)などのつまみを提供。アルコールは、日替わりで用意するナチュナルワイン(980円~)や「ハートランド(瓶)」(700円)、「国産レモンサワー」(680円)などをそろえる。
店主の清谷遥さんは長年、自分の店を持ちたいと思いながら、調理師として働いてきた。当時勤めていた会社を退職したタイミングで、知人が働いていた東京・代々木上原のビストロ店オーナーに出会ったことが転機となり、2020年、間借り営業で「チシタ食堂」を始めた。
その間、代々木上原を中心に都内で物件を探していたが難航。東京以外での出店を考えるようになったという。旅行で訪れた松本で、飲食店の活気や山の景色に引かれ、移住と開業を決意。昨年4月に引っ越し、市内のレストランで働いたり、イベントに出店したりと積極的に動きながら、物件を探して決めた。
店名は「食事を楽しむ停留所」という思いから付け、ロゴは「さまざまな人が来てほしい」と多彩な色を使い制作した。清谷さんは「ランチやお茶、仕事帰りにお酒を楽しむなど、いろいろな楽しみ方ができる店。訪れた人が安心するような場所になれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~18時。火曜定休。