松本の街を工芸で彩る「工芸の五月」-市内を中心に37会場で

地図を載せた「工芸の五月」パンフレット(右)は折りたたんで持ち運びしやすいサイズ。

地図を載せた「工芸の五月」パンフレット(右)は折りたたんで持ち運びしやすいサイズ。

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 松本市を中心に美術館、博物館、クラフトフェアなど37の会場で開催される工芸イベント「工芸の五月」が4月25日から始まる。

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 今年で3回目となる同イベントは5月31日までの約1カ月間、松本市近郊のギャラリーや美術館などで展示やワークショップなどを行うもの。松本市博物館(松本市丸の内4、TEL 0263-32-0133)では松本民芸館の創館者・丸山太郎の生誕100年を記念した特別展(4月25日~5月31日)を開催。創作・収集した民芸品を中心に展示する。初日には同イベントのオープニングセレモニーも予定している。

 「まつもと城下町湧水群」と工芸をつなぐプロジェクト「みずみずしい日常」は、「わき水のあるくらしの場を工芸で彩り、その小さな風景を巡るまちの楽しみ方」を提案する。和服姿のガイド「みずめぐり姫」の案内で井戸や水路を巡る「みずみずしい日常めぐり」(4月29日~、期間中の土曜・日曜に開催)やメーン会場となる池上邸(中央4)では出張カフェもオープン。ほかにも、市内を中心に26軒のギャラリーではそれぞれに趣向を凝らした企画展を開く。

 25周年を迎えるクラフトフェアは5月30日・31日に開催。1,200組を越える応募の中から選考委員会によって選ばれた約260組が展示・販売を行う。両日は会場となる「あがたの森公園」と松本駅、松本城を回る「特別回遊バス」を運行、2日間乗り放題のパスポート(500円)を販売する。

 主催の工芸の五月実行委員会では、企画概要や会場の地図を載せたパンフレットを作成、市内の公共施設やギャラリーなどで配布している。「5月は『工芸月間』。フェアだけではなく、街全体を回って、楽しんでもらえれば」と広報担当の田中一光さんは話す。

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