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松本・極楽寺で「マツモト・ザザ座」初公演 「演劇工場」参加者が結成

稽古の様子

稽古の様子

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 昨年10月に旗揚げした劇団「マツモト・ザザ座」による公演「ケンジたち-いまそしてこれから-」が2月17日・18日、「北林山 極楽寺」(松本市深志2)本堂で上演される。

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 同劇団は、プロのアーティストと演劇や演劇表現を探る3カ月間のワークショップ「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)2023」に参加した10~80代の15人が結成。「演劇工場」の工場長で劇作家・演出家の加藤直さんが構成と演出を担当する。代表の黒住祐子さんは「年齢も経験もばらばらのメンバーだが、皆、普段の暮らしの中から、劇のための時間を捻出している。『芝居をしたい』という気持ちの置き場所をつくりたかった」と話す。

 作品は「演劇工場」でも取り組んだ宮沢賢治を題材に選び、「かしわばやしの夜」「いちょうの実」を中心に複数の作品を組み合わせて創作。メンバーで議論を重ねて作り上げてきたという。「不確定な未来を前にした今の時代に、およそ100年前に生まれた賢治の言葉がより強く響く」と黒住さん。言葉をコラージュのようにつむぎ、歌や踊りも交えて表現する。

 2月3日に行われた稽古では、群読のシーンのせりふや動きを確認。「それぞれの言い方でいいが、観客に伝わるように意識して」「一人一人、イメージをちゃんと持つ」など、加藤さんの助言を聞きながら、合わせ方や気持ちの込め方などを試し、全員で言うせりふやおのおののせりふを繰り返した。

 「人間は、面と向かうとその一面しかないように思うが本当は多面的。一つにまとめたり、共感を求めたりするのではなく、それぞれ違っていいというグループがあってもいいと思う」と加藤さん。多彩なメンバーが集う同劇団の魅力は「ばらばらをばらばらのまま、面白さを表現するところにある」とも。

 会場はメンバーで検討。野外も考えたが寒い時期で難しく、劇場にこだわらず探して決めたという。黒住さんは「舞台と客席の距離も近い。一緒に迷路に迷い込んだような、何が始まるかワクワクする気持ちで楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開演時間は、17日=17時、19時、18日=17時。料金は一般=2,000円、高校生以下=1,000円。チケット予約はウェブサイトで受け付ける。

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