7月の第4日曜を「信州 山の日」と制定してから10周年を迎える今年、7月15日~8月14日の「信州 山の月間」にさまざまなイベントが行われる。
7月20日は、キッセイ文化ホール(松本市水汲)で「信州 山フェスタ」を開催。ゲストに俳優の市毛良枝さん、燕山荘の赤沼健至社長、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さん、槍ケ岳山荘の穂苅大輔社長を迎えたトークイベントを行う。ドキュメンタリー作品「黒部の山賊ともののけたちー源流への道ー」とテレビ松本による槍ケ岳4Kライブ映像の上映もある。
28日は、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で県が主催する10周年記念行事を開く。トークイベントには、山と溪谷社の萩原浩司さん、トレイルランナーの澤田由紀子さん、やまぼうし自然学校の加々美貴代さん、阿部守一長野県知事が登壇。ミニ椅子作りのワークショップや、木を使ったスポーツ「クッブ」の体験なども行う。
県では、県民共通の財産かつ貴重な資源である山に感謝し、2014(平成26)年7月15日、独自の「山の日」を制定した。県林務部森林政策課担当者は「これまで登山=高い山、というイメージが強かったが、この10年で低山や里山でのアクティビティーへの関心も高まり、山の楽しみ方が広がった」と話す。
県では「信州 山の月間」に合わせて、「信州山フォトキャンペーン2024」を展開。Xやインスタグラムで県林務部公式アカウントをフォローし、ハッシュタグを付けて信州の山を対象とした写真や動画を投稿すると、抽選で記念品が贈られる。担当者は「『山の日』の趣旨である、山に親しみ、学び、守るという人を増やしていきたい。気軽に参加してもらえれば」と呼びかける。