イルミネーションイベント「光の森のページェント2023」が現在、国営アルプスあづみの公園の堀金・穂高地区(安曇野市)で開催されている。
19回目となる恒例のイルミネーションイベント。50万球のLED電球で園内を彩る。
今年のテーマは「夜空を照らすスターダストの煌(きら)めき」。オリオン座や6つの星を結んでできる「冬のダイヤモンド」などを、縦横4メートルの特大LEDパネルに映すほか、チューブライトで形作る。周りには、直径3メートルの球体イルミネーションを8つ配置して惑星を表現する。合わせて流すナレーションは、「それいけ!アンパンマン」のばいきんまん役などで知られる、声優の中尾隆聖さんが担当。星座や惑星について解説する。
ほかに、全長200メートルの「天の川のトンネル」や、ライトで装飾した「流星の大木」を用意。音楽と連動して光が輝くようにし、アップテンポの曲やバラード曲、オルゴールの演奏によって演出を変える。
期間中はイベントも実施。1月2日は「新春!信濃国松川響岳太鼓」、7日は「ファイヤーパフォーマンス」を行う。6日・7日は来年の干支(えと)・辰(たつ)にちなんだ竜のオブジェ作り、8日はススキを使ったフクロウ型スティック作りなどのワークショップも開催する。
開園当初から続けている同イベント。昨シーズンは期間中、約8万5000人が来場した。同園堀金・穂高管理センター企画広報課長の遠藤茂樹さんは「最近では若者を中心に、『イルミネーションの公園』と呼ばれるなど、イメージが定着してきたのを感じる。信州の冬をイルミネーションで楽しんでほしい」と話す。
点灯時間は16時30分~21時。入園料は450円(65歳以上は210円、中学生以下無料)。12月31日、1月1日休園(12月25日は点灯時間のみ開園)。来年1月8日まで。