音楽を聴きながら、県内3つのパン店が作るバゲットと総菜を楽しむイベント「新麦音楽祭」が9月24日、松本市の四柱神社前の河川敷で行われる。
プレート(2,000円、150セット限定)は、バゲット、カレー、マリネ、スコーン、バターを盛り合わせて提供。佐久市の「the OK bread & pizza(ジ・オーケー・ブレッド・アンド・ピザ)」の岡田信一さん、市内のパン店「SWEET」の渡辺匡太社長と、「kopin.」の木下輝さんがそれぞれバゲットを焼き、総菜も作る。小麦は、岡田さんが中心となり自家栽培した新麦を使う。
ほかに、パンと食事の店「角松屋」(松本市大手4)が同じ新麦を使った全粒粉キッシュやスープ、「久保酒店」(山梨県)が県内産自然派ワインなどを用意する。米農家の「がんも農場」(佐久市)の黒田祐樹さんは、DJとして参加。音楽を流してイベントを盛り上げる。
昨年、岡田さんと黒田さんが発起人となり、佐久市で初開催。「自分で育てた小麦でパンを作りたい」という岡田さんの思いがきっかけとなった。農家で友人でもある黒田さんに相談し、2021年の秋に初めて自家栽培に挑戦。収穫した小麦を使ったパンを楽しんでもらおうと、昨年10月に「the OK bread & pizza」の庭先でイベントを開いた。その後、次回開催のために種まきをした。
友人で前回も参加した木下さんがいる松本での開催を決めた。7月末には出店者を集めて収穫を行ったという。岡田さんは「渡辺社長が縄手通りの河川敷の掃除をしていることを知り、雰囲気もいいのでそこに決めた。楽しんで、ご機嫌になりましょう」と話す。
開催は10時30分~15時。