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松本・浅間温泉にバー「アサム」 喫茶店を間借り、信大生3人が週2で営業

(左から)佐々木さん、塚田さん、齋藤さん。週2日、「つけもの喫茶」を間借りして営業する

(左から)佐々木さん、塚田さん、齋藤さん。週2日、「つけもの喫茶」を間借りして営業する

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 信州大学の学生3人が手がける「BAR ASAM(アサム)」が松本・浅間温泉の「つけもの喫茶」(松本市浅間温泉2、TEL 0263-46-7550)内に8月4日、オープンした。

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 「ホテル玉之湯」(同)が運営する同店を間借りし、金曜・土曜に営業。経法学部4年の佐々木琢馬さん、大学院医学系研究科1年の齋藤祐斗さん、理学部3年の塚田光砂さんが切り盛りする。

 提供するメニューは50種類ほど。浅間温泉のイチゴを使った「音泉イチゴソーダ」や、市内のワイナリーが考案した「ナイアガラスパークリング」(以上900円)などのオリジナルカクテルをはじめ、地酒、ビール、ジンなど、幅広くそろえる。「信州オレイン豚のソーセージ」(1,200円)、「信州名産おつけもの」(500円)などのつまみ類もある。

 発起人の佐々木さんは京都出身。進学して浅間温泉で暮らし始めた。大学では、アートイベントの開催に携わったり、街づくりを目的に活動するコミュニティーに参加したりと、地域や人とのつながりを大切にしているという。「4年間で地域のことが大好きになった」と話す。

 バイト先の同ホテルで、地元の客から、歓楽街としてにぎわっていた頃を懐かしむ声を聞いた。「お世話になった浅間温泉に、何か恩返しがしたい」と考え、夜の活気を取り戻して観光客にも喜んでもらえる場としてバーの出店を思い付いた。「普段からドリンク作りや接客をしていたので、その経験も生かせると思った」と佐々木さん。バイト仲間の齋藤さんと塚田さんを誘い、「つけもの喫茶」の営業時間外を活用したいと、女将(おかみ)に相談。快諾を得て、4月からメニューの考案や仕入れ先を探すなど準備を進めてきた。

 先月は、プレオープン期間として土曜のみ営業。初日には、地元の人を中心に40人ほどが来店したという。「自分たちのバーが、観光客と地域の人たちが交流する架け橋のような存在になれば」とも。

 営業時間は金曜・土曜=19時~23時30分(ラストオーダー)。8月25日・26日は休み。

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