おでんをメインに提供する「創作おでんビストロ まつでん」(松本市中央1、TEL 0263-87-7273)が松本駅近くに6月1日、オープンした。運営は県内で宿泊施設や飲食店を手がける「ドリームホテル」(大手2)。
以前「がブリチキン。 松本駅前店」だった店舗を居抜きで使う。店舗面積は17坪で、席数はハイテーブルとカウンター合わせて32席。
「洋風おでん」は、フレンチレストランに勤めていた経験を持つ店長の千葉岬さんが「ワインに合うように」と考案した。和風だしとコンソメスープで具材を煮込み、「名物みそボロネーゼ」「信州きのこと黒トリュフのソース」などのオリジナルソースと合わせる。定番の大根(380円~)や卵(420円)をはじめ、「まるごとトマトのおでんカプレーゼ」(580円)などを提供。千葉さんは「オリジナルソースは洋風だけでなく、東南アジア風や韓国風も作った。いろいろな味を楽しんでほしい」と話す。
イタリア発祥の揚げ物・フリットは、「おでん大根 トリュフ塩」(380円)や「カマンベール はちみつ胡椒(こしょう)がけ」「野菜のフリット盛り ケイジャンスパイス」(以上480円)など10種類。「炙(あぶ)りおにぎりの出汁(だし)トリュフリゾット」(980円)などの食事メニューや、デザートの「あんこの揚げラビオリアイスサンド ウィスキーソース」(480円)、「韃靼(だったん)そば茶の自家製カタラーナ」(580円)もある。
信州産ワインは8種類を用意し、グラス(590円~)とボトル(3,000円~)で提供する。味のチャートをメニューに載せて選びやすくした「信州の地酒」(550円~)は4種類。ほか、ビールやサワー、ハイボールなど、幅広くそろえる。
松本平の食材を使い新しい名物を作りたいと考え、「洋風おでん」の出店を決めたという。千葉さんは「これから暑くなるが、冬に向けて試行錯誤をしていきたい。立地を生かし駅前を盛り上げていければ」と力を込める。
営業時間は18時~23時30分。