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松本の「サザンガク」3周年 無料開放&異業種交流プロジェクト「FtoF」始動

「交流からさまざまなつながりが生まれる場になれば」と保科さん(右)

「交流からさまざまなつながりが生まれる場になれば」と保科さん(右)

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 オープン3周年を迎えた松本市の「33GAKU(サザンガク)」(松本市大手3)が、無料開放とトークイベントを行う「OPEN DAY」を11月25日、開催する。

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 同施設は2019年11月1日に開設。コワーキングスペース、サテライトオフィス、テレワークオフィスを備え、さまざまな「働く場」を提供している。同施設長の保科佑樹さんは「近年は、移住者の利用が増えている。オフィス環境だけではなく、『働く』を共通項に集まる人たちの交流を生み出すことにも力を入れていきたい」と話す。

 当日は、コワーキングスペースを無料開放する。本とコーヒーの店「雨間(あまま)」(城西1)によるカフェタイム(15時~16時)も設ける。

 「藤原印刷」(新橋)とタイアップした異業種交流のプロジェクト「Face to Face(フェイストゥフェイス、FtoF)」もこの日から始動し、「実践者が熱く語る!21世紀の地方ビジネス論」と題したトークイベントを行う。ファシリテーターを同社専務取締役の藤原隆充さんが務め、マーケティング支援を行う「HONE」(静岡市)の桜井貴斗社長と、「ヤッホーブルーイング」(軽井沢町)よなよなエールプロダクションユニットの守屋弘貴さんが登壇。トーク後は、グループワークやネットワーキングの時間を設け、参加者同士の交流を深める。

 同プロジェクトは、ローカルプレーヤーが集い、新たな動きをつくり出すことを目的にしている。「周囲に魅力的なプレーヤーがたくさんいるが、集まる場がないと感じていた」と藤原さん。レゲエユニット「Def Tech」の曲「Face 2 Face」を耳にして「SNSもいいが、顔を合わせて話せる場を求める気持ちが高まった」と振り返る。

 対面参加は口コミでほぼ定員に達したという。「こことここを結び付けたら面白くなりそう、というワクワクした気持ち」と藤原さん。今後も、地方ビジネス・マーケティング・ブランディングの切り口からゲストを招き、継続して開催する予定。保科さんは「地方で活躍する人たちのリアルな声を聞くことは刺激になる。新たな可能性が生まれる場にしていくことで、より幅広い層の利用者を増やしたい」と期待を寄せる。

 無料開放は10時~17時。トークイベントは18時30分開始で、現在はオンライン参加のみ受け付ける。参加費は1,000円。

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