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松本・大手にICT拠点施設「ササンガク」 人々が集い掛け合わさる場所に

11月13日に行われた起業・創業イベントの様子

11月13日に行われた起業・創業イベントの様子

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 サテライトオフィス・コワーキングスペース・テレワークオフィスを備えたICT拠点施設「33GAKU(サザンガク)」(松本市大手3、TEL 0263-33-0339)が、松本・大手のNTT東日本大名町ビル内に11月1日、オープンした。

 松本地域の創業支援や雇用創出などを目指し、さまざまな業種が連携し合い相乗効果を生み出せる「共創」空間づくりを、公的施設としてサポートする。運営・管理は、松本市や松本商工会議所などが出資する一般財団法人「まつもとものづくり産業支援センター」。

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 テレワークオフィス棟は延べ床面積約328平方メートルで、託児ルームも完備。現在、30人ほどが登録。同センターが分配して発注した業務を行っている。コワーキングスペースとサテライトオフィス棟は約680平方メートル。サテライトオフィスは、オフィス区画と個人ブース区画があり、どちらもほぼ埋まっている。コワーキングスペースは、キッチンや、立ったまま短時間で話し合うことを目的とした「スクラム会議室」を備え、さまざまなワークシーンにも対応。イベントスペースとしての活用にも力を入れる。

 13日には、起業・創業イベントを開催。サテライトオフィスに入居する起業・創業の実践者3人のセッションと、支援機関・行政によるサポートの紹介などを行った。セッションでは、「ユナイテッドデバイス」の塚原宏明社長が「まずは副業としてスタートして、手応えを感じたので法人化した」と話し、「ワーナックス」の大野善裕社長は「家族の同意がないと起業はできない。人生の大勝負という感じだった」とこれまでの経緯を振り返った。

 同施設の活用について、「シナノカメラ工業」の生産技術部部長の神山亮太郎さんは、「まずは多くの人に足を運んでもらえる仕掛けができれば。近隣の企業で商品開発が完結できるようなネットワークができれば面白い」と期待を寄せた。

 公募で決まった「サザンガク」という名前は、「テレワーク」「コワーキング」「サテライト」という3つの機能、市が掲げる「3ガク都(岳都、楽都、学都)」、さらにはサザンカの花言葉「困難に打ち勝つ」など、さまざまな意味が込められている。同センター事務局長の川上正彦さんは「オープンして2週間、まだまだ手探りの部分もあるが、さまざまな業種、職種の人たちが交わり、新たなものが生まれる場にしていきたい」と話す。

 営業時間は、テレワークオフィス=9時~17時、コワーキングスペース=10時~19時。土曜・日曜・祝日定休。コワーキングスペースの利用料は、ドロップイン=500円(2時間)、1,000円(1日)、月極め会員は1万円。12月末までは、500円で1日利用が可能。

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