松本市内の3つのサウナ施設を巡るスタンプラリー企画「マツモトトノッター」が現在、開催されている。
スーパー銭湯「林檎(りんご)の湯屋おぶ~」(松本市石芝3)、ゲストハウス「tabi-shiro(タビシロ)」(城西1)内の「MUKU(ムク)」、「ゲストハウスしましま」(波田)の3施設。サウナの利用でスタンプを獲得し、3施設分集めるとオリジナルタオルが進呈される。
「tabi-shiro」の小澤清和さんは「サウナ好きは、いろいろなサウナを巡って楽しむ人が多い。県内にもサウナが増えてきたので、点よりも面で集客したいと考えた」と話す。松商学園高校軟式野球部の後輩で面識があった「おぶ~」のサブマネジャー・中山博基さん、「ゲストハウスしましま」の中島厚輔さんに声をかけて企画した。「空前のサウナブームといわれるが、それが継続していて、もはや文化となっている感じがある」と小澤さん。先月、東京で行われた「全国サウナ物産展」にも出店し、熱量の高さを実感したという。
「おぶ~」は2002(平成14)年12月の開業当初からスチームサウナがあり、何度か改修を行いながら、設備を充実させてきた。昨年、3月7日の「サウナの日」にちなみ、モンゴルで遊牧民が育てたヤギの毛を使って手作りしたオリジナルサウナハットを発売。その後、折り畳んでコンパクトにできるサウナマットやサウナタオルなども開発、販売している。中山さんは「ここ1、2年は昼間にサウナを利用する若い人や、『サウナ旅』として県内を巡っているという人が増えた」と話す。
新型コロナの影響で集客に苦労する日々が続いたが、「ニフティ温泉」の温泉ランキングやサウナランキングに入るなど、利用者の声が支えになったという。「コロナ禍は、サウナブームに本当に助けられた」と中山さん。3人で「熱波師検定」を受けるなど、楽しみながらサウナ普及にも力を入れている。「松本地域全体でサウナを盛り上げていきたい。各施設それぞれの良さを感じてもらえれば」とも。
スタンプラリーは12月末まで(賞品の準備数なくなり次第終了)。