「信州ベンチャーコンテスト2022」で、長野県を元気にする新規のビジネスプランやアイデアを現在、募集している。
起業家の育成による県内産業の活性化を目指すコンテスト。「信州を元気に明るくする」をテーマに、「地域課題を解決する」「既存の産業を活性化する」「新規産業について」のビジネスプランやアイデアを、起業部門とアイデア部門、高校生部門の3つで募集する。対象は県内在住・在学で、企業部門はこれから起業を計画している人、または応募時点で起業後1年未満の人。グランプリには、起業部門=10万円、アイデア部門=3万円、高校生部門=図書カード2万円を用意する。
各部門、書類審査を通過したチームにはブラッシュアップ講座を実施。12月10日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で公開審査を行う。当日は、投資型クラウドファンディング運営事業者も同コンテスト支援者として参加。資金面だけでなく共同開発や販路の紹介、創業場所の提供など、実務的な協力や支援の機会も設ける。
同コンテストは、2014(平成26)年から県と信州大学が、地元企業、大学、専門学校と共同開催している。これまで、グランプリを受賞したアイデアは、オンライン就農支援サービス「アグティー」や、シードル醸造所「林檎(りんご)学校醸造所」、酒蔵ホテル「KURABITO STAY」などとして具現化したものもある。
9月4日には、高校生向けセミナーを開催。長野市内の会場ほか、Zoomを利用したオンラインでの参加もできる。県産業労働部経営・創業支援課担当者は「アイデアはあっても、どうすればビジネスプランになるのかポイントが分からないという高校生は多い。オンラインでも受けられるので、県内各地から気軽に参加してもらえれば」と話す。
応募は、ウェブサイトから必要書類をダウンロードして提出する。締め切りは9月30日。