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松本で「TCアルプ」がオムニバス劇「バッタの夕食会」 メンバー増え新体制

稽古の様子。作中にバッタは登場しないという

稽古の様子。作中にバッタは登場しないという

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 まつもと市民芸術館(松本市深志3)を拠点に活動する「TCアルププロジェクト」による公演「バッタの夕食会」が7月30日・31日、同館特設会場で行われる。

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 出演は、TCアルプの串田和美さん、近藤隼さん、武居卓さん、細川貴司さん、下地尚子さん、深沢豊さん、草光純太さんと、春に新規加入した荒井正樹さん、加賀凪さん、串田十二夜さん、高木友葉さん、田村真央さん、堀田康平さん。メンバーが13人になってから初の公演となる。

 上演する作品は、歌や踊り、劇を織り交ぜたボードビルを10作品以上つないだオムニバス形式。今月に入って本格的な稽古を始めた。稽古の初日には、メンバーそれぞれが自身のアイデアを1人15分以内でプレゼン。プレゼンを受け、皆で話し合ったり体を動かしたりして、作品をつくり上げているという。下地さんは、「メンバーが6人増え、ほぼ倍の人数になった。20代の若手も多く、刺激を受けている。新旧メンバー個々の『はじけた姿』をうまく残して、存在感を出せる作品に仕上がれば」と話す。

 全3公演は、それぞれ「Jam」「Zam」「Bam」というバージョン名を付け、微妙に内容を変える。「見た回ごとに、印象も感想も違うものになると思う。その時、その場だけで目撃できるライブ感、演劇の面白さも楽しめるはず」と下地さん。このほど、串田さんが総合ディレクターを務める演劇的フェスティバル「FESTA松本」が昨年に続き今秋も開催されることが発表になり、同作品も上演が決まっている。「秋に向けては、さらに磨き上げていくことになるが、まずは新体制のTCアルプを楽しんでもらえれば」とも。

 開演は、30日=14時、19時、31日=14時。チケットは、一般=3,000円、25歳以下=1,000円。チケット取り扱い・詳細は同館チケットセンター(TEL 0263-33-2200)まで。

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