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「FESTA松本」初開催へ 市街地を会場に、演劇、ダンス、音楽など多彩に

「街の皆さんと一緒につくり上げたい」と話す草光さん(左)と下地さん

「街の皆さんと一緒につくり上げたい」と話す草光さん(左)と下地さん

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 演劇やダンス、音楽など多彩な公演を開催する「演劇的」フェスティバル「FESTA松本」が、10月8日~17日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)などで行われる。

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 期間中は、同館や信毎メディアガーデン(中央2)、上土劇場(大手4)のほか、パン店「スイート縄手本店」(同)や縄手通り、あがたの森公園など室内外を会場に展開。松本市出身で観光大使も務める秋本奈緒美さんが主演する「西の人気者」(8日~11日)や、長塚圭史さんが演出を手掛ける「近松心中物語」(16日)、ヒカシューとチャラン・ポ・ランタンが「オノマトペ」をテーマ繰り広げるコンサート「オノマトペ歌謡祭」(8日)など、多彩なライブパフォーマンスを用意する。

 総合ディレクターを務める同館総監督の串田和美さんにとっては、2003(平成15)年に同館へ来た時から既に構想があったという。新型コロナ禍の中で、「演劇は本来どういうものであるべきか」を見つめ直す中、昨年6月にあがたの森公園の東屋(あずまや)で行った一人芝居が契機となった。「祭りは、社会が安泰で裕福な時にだけ行われるものではない。むしろ困難な災難に見舞われた時にこそ、平和な社会生活が戻るように、祈りを込めて、また心を健全に保つために、さらには人類がこれから先の生き方、営みのありようを見つけ出すために行われるもの」とコメントを寄せる。

 同館を拠点に活動する劇団「TCアルプ」のメンバーも、作・演出・出演など多方面で活躍。草光純太さんは、メンバーの武居卓さんが初めて長編の作・演出を担う「ラ・チラカッチャッチャ」(8日・13日・17日)と再演となる「A WALK IN THE WOODS~森を歩いて~」(11日・14日)に出演する。「観劇は人の頭の中をのぞく行為。人から見た世界を疑似体験することが、日常からのちょっとした逃避になる。街の皆さんと一緒に、活気あふれる『松本産』のフェスティバルにしていければ」と意気込む。

 下地尚子さんは、再演となる「そよ風と魔女たちとマクベスと」(9日・10日・16日)をはじめ、「ワタシの青空」(11日・14日・15日)、「オレたちの夏の夜の夢」(13日・15日・17日)に出演。「ある作品の稽古場で言われたことが、別の作品に生かされることもあって面白い」と話す。メンバーは、稽古が重ならないようにスケジュールを組んだり、動画やウェブサイトの制作をしたりと、フル稼働している。「単独の公演ではなくフェスティバルにして、『松本』と掲げたことで、周りの反応も大きい。いろいろな意見を聞きながら取り組めることに意義があると感じている」とも。

 現時点でのラインアップは約30作品。「全ては無理なので、興味があるものをまず見てもらい、感じたことをほかの人と共有してもらえれば」と草光さん。下地さんは「どれを見たらいいか迷う、という声も聞く。私たちにとっても初の試みなので、見る人にとっても初体験。いろいろな観点で楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 各公演情報はホームページで確認できる。

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