食べる

安曇野の飲食店で「グルメチケットぐるぐる」 地域の活性化目指し

八つ折りで財布の中にも入れやすい「グルメチケットぐるぐる」

八つ折りで財布の中にも入れやすい「グルメチケットぐるぐる」

  • 24

  •  

 安曇野市豊科・堀金の豊科食堂組合役員らでつくる実行委員会が9月1日、ワンコイン(500円)や割引価格で飲食を楽しめる「グルメチケットぐるぐる」を販売している。

[広告]

 ワンコインサービスは、ラーメンやケーキとドリンクのセット、カレーうどんとライスのセットなど、700円から1,056円のメニューが500円になる。食事を注文するとドリンクやアルコール類を1杯進呈するサービスを提供したり、合計金額から割引したりする店も。「食事処(どころ)美里」(安曇野市堀金烏川)、「得得穂高柏原西店」(穂高柏原)など14店の飲食店が参加し、うち4店舗はテイクアウトの割り引きメニューも用意する。チケットは1枚200円で、1店につき2回まで利用可能。

 同様のグルメチケットの販売は、安曇野エリアの工房・ギャラリー・飲食店などが文化を発信するイベント「安曇野スタイル」で2019年、15周年の特別コラボ企画として始まった。実行委員会の白井治さんは「安曇野スタイルの実行委員長とのつながりで実現できた」と話す。昨年は、コロナの影響を考慮し、期間を1カ月から半年に延長。仕様もA4チラシから八つ折りタイプに変更し、デザインを生かしつつ、長期間使用しやすいように小さく折り畳んで財布に入るサイズにした。「コロナ禍で厳しい状況になっている飲食店のためにと思っていたが、こういったチケットを宣伝するのも難しかった」と振り返る。

 自身も飲食店で働いていた経験を持つ白井さんは、約60店の飲食店が加入する同組合で8年間組合長を務めた。「せっかくいろいろな店があるのに、何もアピールしないのはもったいない」と飲食店で集まり何かイベントはできないかと模索していたという。「豊科と堀金の狭いエリアなので、利用する人にとっては回遊しやすかったり、今まで知らなかった店の発見になったりする。参加店舗にとっては新規のお客さん獲得にもつながるので、地域の活性化になれば」と期待を寄せる。

 発行部数は5000部。使用期限は来年2月28日。参加する各店舗のほか、平安堂あづみ野店(南穂高)でも買える。問い合わせは同組合(TEL 0263-73-5360)まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース