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松本市勤労者福祉センターに「白飯が進む食堂 弐助」 地域の情報集まる場に

注文は券売機で食券を購入、水はセルフサービス。テーブルの配置なども「食堂」らしさがある

注文は券売機で食券を購入、水はセルフサービス。テーブルの配置なども「食堂」らしさがある

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 定食をメインに提供する「白飯が進む食堂 弐助(にすけ)」(TEL 0263-38-3181)が、松本市勤労者福祉センター1階(松本市中央4)に7月1日、オープンした。

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 席数はテーブル54席。店の奥には、ブラウン管テレビや瓶入りジュース用の冷蔵庫、黒電話やポスターなどをディスプレー。メニューを赤枠の紙に書いて貼るなど、「昭和レトロ」な雰囲気を演出する。店主の寺島大輔さんは「どこか懐かしさを感じる大衆食堂をイメージした」と話す。

 「白いご飯に合う」をコンセプトに考えたメニューは定食が中心。「酢豚定食」(1,100円)をはじめ、「麻婆(マーボー)豆腐定食」「アジフライミックス定食」(以上1,000円)、「から揚げ定食」「肉野菜炒め定食」(900円)などを用意する。ほかに、「しらす丼」(800円)や、ブランド卵「信州黄金たまご」を使った「卵かけご飯定食」(600円)も。定食は、ご飯、みそ汁のお代わり自由。料理を担当する松永佳祐さんは「白飯が進むおかずは何かを考えた」と笑顔を見せる。

 昨秋まで営業していたレストランの後を引き継ぐ事業者を市が公募。寺島さんはそれを知り、2月ごろからリサーチを始めた。「もともとのテーブルの配置などから、食堂がいいのではないかと思ったが、周辺の飲食店や地元で食堂として名前が上がるような店に足を運び、イメージを固めていった」と振り返る。これまで卸の仕事などをしていた寺島さん。地元で料理人をしていた松永さんに声をかけ、準備を進めてきた。

 店内の壁には、市内の高校生が部活で活躍する姿を知らせる新聞や、チラシ、イラストなどを掲示する。「食べることだけではなく、地域の人たちが集い、情報共有ができるような場にしたい」と寺島さん。イベントのお知らせなどのほか、作品発表の場としても活用したいという。「良い食堂は地域色と歴史を感じる。足を運んでくれる皆さんと一緒に、この空間を作り上げていければ」とも。

 営業時間は11時~15時。火曜定休。

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