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松本・四柱神社と縄手通りで「松本ジャポニスム」 伝統芸能楽しむ一日に

昨年の様子

昨年の様子

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 能楽、日本舞踊などの伝統芸能や「和」にまつわるワークショップを楽しむイベント「松本ジャポニスム」が4月17日、松本の四柱神社や縄手通り周辺で行われる。

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 四柱神社の神楽殿では、能楽、箏曲(そうきょく)、地唄、日本舞踊、三味線などを披露する。出演は市内で教室を開いている講師らが中心。観客は屋外から神楽殿を眺める形で鑑賞する。

 当日は、テレビやラジオ古典などでも活躍する藤舎流囃子(はやし)方の藤舎清之さんが荻江節や端唄、長唄に囃子を入れる。実行委員会担当者は「小鼓一丁から、複数の楽器を使うものまで、それぞれ違ったお囃子が楽しめる貴重な機会」と話す。

 縄手通りでは、浅間火焔(かえん)太鼓による和太鼓の演奏、絵本の展示や読み聞かせ、けん玉や和風メーク体験などを行う。「工芸の五月」が協力して、木曽薮原のお六櫛(ろくぐし)、わら細工、沈金(ちんきん)のワークショップも開催。藍染めや張り子細工の販売、あめ細工の実演もある。

 一昨年の夏、神楽殿で行われたイベントをきっかけに「多彩な伝統芸能を楽しめる場を作りたい」と企画。イベント名は日本ブームが起こったというパリ万博(1867年)にあやかり、フランス語で「ジャポニスム」と付けた。開催は昨年に続いて2回目となる。「昨年は、各地にまん延防止等重点措置が出された時期と重なり、天候にも恵まれなかったため、なかなか人が集まらない状況だった。今年は多くの人に足を運んでもらいたい」と期待を寄せる。

 開催は11時~。問い合わせは「じゅげむ」(TEL 090-9625-0358)まで。

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