スペシャリティーコーヒー専門店「koloro coffee(コローロコーヒー)」(松本市清水1、TEL 0263-87-2003)が12月17日、イオンモール松本近く、やまびこ道路沿いにオープンした。
岡島直哉さんと妻・夢喜乃さんが経営。店内は、テーブルを作ったり、塗装したりと、できることは自分たちで行い、白と木目調を基調にした落ち着いた印象に仕上げた。席数はカウンターとテーブル合わせて14席。
世界各国のスペシャリティーコーヒーは、自家焙煎(ばいせん)で提供。定番の豆5、6種類と、季節やイベントに合わせてオリジナルでブレンドした豆3、4種類を常時用意する。「フィルターコーヒー」(500円)は、コーヒー豆と抽出方法を自由に選ぶことができる。抽出方法はドリッパー3種類とプレス2種類で、「組み合わせによって異なる味わいを感じてもらいたい」と直哉さん。コーヒー豆は100グラム入り(650円~)と200グラム入り(1,200円~)で販売も行う。
エスプレッソメニューはラテアートを施す「カフェラテ」、「カプチーノ」(以上500円)、「カフェモカ」(550円)など6種類。「十人十色」(500円)は、そばちょこにエスプレッソとミルクを注ぐオリジナルメニューで、大きさやデザインの違う器から好きなものを選び注文する。「小さい器はよりコーヒーの味を、大きい器はミルクが多く入る分、クリーミーさが楽しめる」という。
スイーツは手作りで「ワッフル」(300円)、「スコーン」(200円)などを日替わりで提供する。コーヒーに合わせてドライフルーツやチョコレートなどを提案する「ペアリング」(200円)も。
2人はもともと東京の飲食店で働いていたが、昨年2月、結婚のタイミングで夢喜乃さんの出身地である松本に引っ越した。「新型コロナの影響で、仕事のない時期もあった。以前から店を持ちたいと思っていたが、状況を見て都心ではない方がいいと考えていた」と直哉さんは振り返る。仕事ができない時間を使い、内装などの構想を練りながら、開業の準備を進めてきた。
コーヒー豆のパッケージは、「ジャケ買いのように楽しめて、視覚的にも選びやすくしたい」と、種類ごとのフレーバーを表現した色調にし、同じデザインでも印象が変わるよう工夫をした。ロゴは絵を描くことが得意だという夢喜乃さんが担当。店名は、エスペラント語で「色」を意味し、「さまざまな人に『日常に彩り』を与えられる、オープンな店になりたい」という思いを込めた。エスプレッソは味の違いを楽しめるよう日替わりにしている。「毎日のように通ってもらえる店を目指している。コーヒー好きな人だけではなく、いろいろな趣味を持つ人たちが集まる場所になれば」と直哉さんは話す。
営業時間は11時~19時(土曜・日曜・祝日は9時~)。木曜定休。