松本市は10月1日、ふるさと納税制度の返礼品を、これまでの7倍以上となる171品に増やした。
これまで24品だった返礼品を大幅に拡充した。現在、農産物はリンゴやタマネギのほか、旬の野菜や果物が届く定期便も用意。お酒は、ワイン、日本酒、クラフトビールなどもある。みそや漬物、とうじそばのほか、松本民芸家具の椅子や書棚、モーリス楽器製造のギターなども。
食事券や宿泊券、梓川でのラフティングなど「体験型」のサービスも充実。見守り訪問サービスや松本城や中町通りなどを散策しながら撮影する「和装ウェディングフォト」も追加した。
これまでは、各課から推薦があったものを返礼品にしていたが、提供事業者を公募。申し込みは、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」のほか、新たに「楽天ふるさと納税」でも行えるようにした。
昨年度の寄付実績は733件で約2,050万円。ここ数年は700件前後、1,500~2,000万円で推移している。市移住推進課は「入ってくる額よりも出ていく額が1桁違うのが現状。なるべく差を埋めたい」と話す。
掲載初日から反応も良く、順調な出足だという。同課担当者は「提供事業者も随時募集しているので、返礼品をさらに充実させていきたい。松本出身の方をはじめ、愛着がある方などにも応援してもらえれば」と呼び掛ける。