パン店「ベーカリーペコ」(松本市島内4、TEL 0263-87-8243)が3月31日、松本・島内にオープンした。
店舗面積は12坪。店内は木目調を基調とした、温かみのある雰囲気に仕上げた。店主の窪田要さんは「映画『魔女の宅急便』に出てくるようなショーケースにたくさんのパンが並ぶ店にしたかった」と話す。
長野県産や国産の小麦粉を使ったパン、1日50~70種類ほどを焼けたものから順次提供。バターチキンカレーが入った「ぺこのカレーパン」(210円)は、自家製の無糖パン粉を使い、外はガリガリとした食感に仕上げた。「いろいろな種類のパンを食べてもらいたいので、少し小さくし、その分価格を抑えた」という「あんぱん」(小倉、ごま、信州みそ、さくら、各90円)や、「オランジェデニッシュ」(250円)などのスイーツ系、「フリュイ」(230円)、「アプリコットライ」(260円)などのハード系のものまで幅広く用意する。
窪田さんは千葉県出身。関東周辺のパン店やケーキ店で約17年勤め、以前から「いつか自分の店を開きたいと思っていた」という。長女が小学校に上がるタイミングで妻の実家がある長野県内へ移住したいと考え、3年前に引っ越した。パン店「SWEET」(大手4)に勤務しながら、1年間かけて開業の構想をしてきた。「周りにパン店がないこの場所に店を開くことを決めた」と窪田さん。
店のロゴマークは2人の子どもをモチーフにイラストを制作し、店名は、腹ぺこから付けた。「おなかがすいた時に、『ぺこのパンが食べたいな』と思ってもらえる店を目指して付けた。どの時間に来てもたくさんの種類のパンを提供して、お客さまに喜んでもらえるようにしていきたい」とも。
営業時間は9時~18時。月曜、第1・3火曜定休。