相澤病院(松本市本庄2)を運営する社会医療法人財団慈泉会が、健康づくりと予防医療のための施設「相澤健康スポーツ医科学センター(JAMS)」(TEL 070-4106-7717)を同病院西側のビル3階に4月1日、オープンした。
運動選手のリハビリやトレーナー経験のある理学療法士が中心となり、目標を設定してマンツーマンで指導する。青木啓成センター長は「人間ドックは病気の予防や早期発見のための検査だが、体力についてチェックする機会はあまりない。人生100年時代、病気をしないというだけではなく、体力があって元気に動けることが大事。普段の生活でちょっとした違和感、予兆を感じたときに相談できる場にしたい」と話す。
約200平方メートルのフロアには、筋力や体のバランスなどを測定する器具をそろえ、自宅でも取り組めるようなトレーニングを指導する。「スタッフの知識や経験は、病院にかかる前の段階、予防にも有効。違和感の原因や、パフォーマンスを上げるためには何をすればいいのかをアドバイスしていく」と青木さん。
コンディショニングサポートプラン(初回90分=9,000円、2回目以降60分6,000円~)は、バランスや筋力、柔軟性のチェックやポイントマッサージ、ストレッチなどを行う。ほかに、パーソナルトレーニングやグループトレーニングプランも用意する。
コロナ禍の中、病院に行くことをためらうという人や、在宅ワークが増えて運動不足だという人を想定して、ストレッチやエクササイズの動画配信にも取り組んでいる。「どこかが痛くなれば病院に行くが、体力に不安があるとか、マラソン大会に挑戦したいとか、どこに相談したらいいか分からないということもある。体づくりをサポートする場所として、気軽に利用してもらえれば」とも。
営業時間は9時~19時(最終受け付けは18時)。土曜・日曜・祝日定休。完全予約制で、電話とメールで受け付ける。