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松本の企業が電源不要のスマホ用木製スピーカー開発 安曇野産アカマツ活用

「電池不要なので、アウトドアなどさまざまな場面で使ってもらえれば」と相澤さん

「電池不要なので、アウトドアなどさまざまな場面で使ってもらえれば」と相澤さん

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 木工機械を販売する丸久鋼機(松本市平田東1)が、電源不要のスマートフォン用木製スピーカー「エコパインスピーカー」を開発し、現在、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」で販売している。

 内部はバックロードホーン方式に似た構造で、音の通り道が徐々に広がるように設計することで反響させ、特に中~低音がしっかり聞こえるようにしている。安曇野産のアカマツを用いて、表面には麻の葉模様の格子細工を施し、インテリアにもなじむように仕上げた。色は、ナチュラル、ブラウン、アンバーの3色。サイズは高さ約18センチ、幅約10センチ、奥行き約13センチ。

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 同社は1947(昭和22)年創業。同社の相澤森さんは「長野県は面積の8割近くが森林で、そのうちの約3割を占めるアカマツは、まさに県を代表する木材。木目の美しさや木肌のきめ細やかさを生かした商品を作ることで、有効活用の一案にしたかった」と話す。新たに「くらしか」という名で木工品販売部門を立ち上げ、スピーカーを製造していた取引先のタイの工場とやり取りしながら、1年かけて開発を進めてきた。「音響に対して理解があり、ノウハウも豊富。格子細工や内部の見えない部分にも高い技術が詰まっている。スマホ用のスピーカーは安価なものも多いが、高品質で納得できるものに仕上がった」

 一般販売に先駆けて、1月22日からクラウドファンディングを開始。2週間ほどで目標金額だった100万円を達成した。「県内の購入者が多く、『コロナ禍で長野に帰れないが、地元の活動を応援したい』というようなメッセージも頂いた」と相澤さん。3月31日までは、「応援購入」として、定価の1割引きで購入が可能。売り上げの一部は長野県の森林保全活動に寄付する。

 4月1日からは一般販売を予定。オンライン購入以外にも、店頭販売ができるように現在、調整を進めている。今後は、「くらしか」として照明なども展開していきたいという。「地元の木材を活用して、第2弾、第3弾とリリースしていければ」と相澤さんは意欲を見せる。

 価格は1万2,800円。

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