地域課題や企業課題について協働して取り組むことで若者同士が対話を深める「大しごとーくin信州Advance松本若者会議2020」が2月17日・18日、オンラインで開催される。現在、参加者を募集している。
17日は、フロントランナーからのインプットと位置付け、農業・エネルギー・防災・住民参加を掛け合わせる取り組みの実践者3人による講演会「市民参加の防災と持続可能なインフラづくり~農業と防災でレジリエンスを高める~」(14時~17時)、市村良三前小布施町長と臥雲義尚松本市長を招く「市長との対話」(17時30分~21時、学生限定)を実施する。18日は、アウトプットとなる「街中会議」。参加者は、「学びあい」「福祉」「交通」など8つのテーマの中から1つを選び、対話をしながら解決策を考える。2日間の議論を踏まえて、3月18日にはオンラインでの報告会も予定する。
「若者会議」は、2012(平成24)年に小布施町から始まった、35歳以下の若者によるプロジェクト型コミュニティー。さまざまな課題についての対話をベースに、新しい社会モデルやライフスタイルの実現を目指す。
信州大学の学生6人が昨年10月に実行委員会を設立。地域団体や企業と具体的な課題について対話する機会を設けることで、若者が地域に関わる「流れ」を生み出したいと活動を始めた。地域を知るための街歩きや、企業課題に取り組むワークショップなどを行いながら、同イベントの準備を進めてきた。
現在、委員会メンバーは県外の学生も含め20人を超える。信州大学キャリア教育サポートセンター助教の勝亦達夫さんは「これまでの取り組みの集大成となる3日間。学生をはじめ、若い人たちが地域について考えるきっかけになれば」と話す。
対象は35歳以下。参加は報告会も含め全3回が前提だが、1日だけでも可能。申し込みはウェブサイトで受け付ける。