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松本・浅間温泉で栢野紀文さん個展 カラフルでにぎやかな器100点

器のほか、狛犬や鏡餅のオブジェも

器のほか、狛犬や鏡餅のオブジェも

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 陶芸家・栢野(かやの)紀文さんの個展「賑々(にぎにぎ)しいうつわたち」が現在、松本・浅間温泉の「手仕事扱い処(どころ)GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で開催されている。

カラフルなカップやポット

 色鮮やかな釉薬(ゆうやく)を使った皿やカップなど食器を中心に、重箱やオブジェなど約100点を展示する。「ハーブカップ」は、あまり高さがなく平らな持ち手付きのカップ。昨年、中国で展示をした際にオーダーが入って制作したもので、「それぞれの器を何に使うのか指定があり、名前が付いていたのでそのまま呼んでいる」と栢野さん。今年7月に開業した「星のや沖縄」のメインダイニングで使う皿なども制作。パスタ皿や平皿など、イタリア・シチリア料理に合うようにどこか南国のエスニックテイストを感じる模様が描かれている。

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 ボルダリングのホールドから着想したシリーズは、板状にした土を貼ったり、型で抜いたりして凹凸を出した。重箱は、板状にした粘土を貼り合わせるのではなく、ろくろで全体を引いた後で段ごとに切り分けて底を付ける。来年の干支(えと)、丑(うし)のオブジェは、「昔、実家で酪農をやっていたので、優しい牛の姿を思い出しながら作った」と笑顔を見せる。

 栢野さんは岡山県出身。1998(平成10)年、愛知県常滑市に移り陶芸家・吉川正道さんに師事し、2004(平成16)年に独立。古田織部を主人公に描いた漫画「へうげもの」(山田芳裕著)のスピンアウト企画として生まれた若手の陶芸作家集団「へうげ十作」のメンバーとしても活動する。

 同ギャラリーでは2006(平成18)年から個展を行っており、今回が9回目。栢野さんにとっては、4月に予定していた個展が新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年は同展が最初で最後の展示になるという。「展示ができなかったのは残念だが、それでもコンスタントに制作はできた。常に何か新しいものをと考えているのでこれからも自分ができる唯一のものを追求していきたい」と栢野さん。

 価格は、小皿=2,000円~、マグカップ=3,500円~、急須=9,000円~など。営業時間は10時~18時。木曜・金曜定休。入場無料。12月20日まで。20日は栢野さんが在廊予定。

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