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松本・鎌田に「鮨割烹こはば」 ぬくもりある空間で食を通じたコミュニケーション

「ネタもお酒も、そのときどきの良いものを提供したい」と小幅さん

「ネタもお酒も、そのときどきの良いものを提供したい」と小幅さん

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 「鮨割烹(すしかっぽう)こはば」(松本市鎌田2、TEL 0263-87-3149)が松本・鎌田の国道19号沿いにオープンして1カ月が過ぎた。

ランチタイムの「お任せちらし」

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 店舗面積は約7坪、席数はカウンターと小上がりで19席。木をふんだんに使った店舗は、外観は黒を基調にシックな印象に、店内は温かみを感じる明るい雰囲気に仕上げた。一枚板のカウンターは、座ったときに調理をする様子がよく見えるような高さにこだわったという。ネタケースもフラットなものにした。店主の小幅吉貴さんは「お客さんの顔を見て、会話をするのが好きなので。手元が見たいという声も多いので見やすくした」と話す。

 魚は北海道から九州まで、全国各地の旬のものを使う。ランチタイムはいずれも1,300円で、3種類の定食(煮魚、焼き物、刺し身)と、お任せ握り、お任せちらしを用意する。夜は、お任せコース(6,000円~)をはじめ、お任せ握りやちらしのほか、魚の塩焼きや一夜干し、茶わん蒸しなど一品料理も。アルコールは全国各地の日本酒や焼酎を中心に各種取りそろえる。

 小幅さんは、東京・浜松町のすし店で8年、松本市内の和食店で2年の経験を積んだ。「自分の店を出すときは地元に戻ろうと思っていた」と振り返る。1年ほどかけて物件を探し、昨年12月に今の場所に決め、少しずつ準備を進めてきた。

 「店はお客さんあってのもの。お客さんに育ててもらう、という気持ちでいる」と小幅さん。当初、カウンターだけにしようとも考えたが、家族利用を想定して小上がりも設けたという。「居心地の良い、丸みのある空間にしたいと心掛けた。食を通じたコミュニケーションを楽しめるような店にしていければ」とも。

 営業時間は、11時30分~14時、17時30分~22時。日曜定休。

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