松本山雅FCを運営する松本山雅(松本市並柳1)が、「スマイル山雅農業プロジェクト」の一環として栽培する青大豆「あやみどり」を使った商品のアイデアを現在、募集している。
同社では2018(平成30)年に「スマイル山雅農業プロジェクト」をスタート。ホームタウンの遊休農地を活用して、塩尻にある県野菜花き試験場が開発した「あやみどり」を栽培。収穫したものは給食で提供したり、地元の飲食店や菓子店と商品開発に取り組んだりしている。3期目となる今年は、松本市内2カ所と安曇野市内1カ所の畑を借り、6月に種まきを行った。
9月、松本市6次産業化支援事業補助金の交付が決まり、市民参加型商品開発事業を立ち上げた。今後は、新たな食品ブランド「あやまる」として商品開発を進め、来春の販売を目指す。
募ったアイデアは、信州大学経法学部・遠藤幹夫教授のゼミと連携して内容を検討し、12月15日に結果を発表する予定。同社経営企画室の星野亜紀子さんは「子どもたちの発想も聞きたいし、個人だけではなく企業からの提案も歓迎。多くの方から幅広い案を寄せてもらえれば」と話す。
13日には、喫茶山雅(大手4)で記者会見を行い、商品化に合わせて考案した「あやまる」のロゴマークをお披露目した。「ファン、サポーターだけではなく、広く市民の皆さんに興味を持ってもらえる商品を作っていきたい」と星野さん。
締め切りは11月17日。「信毎メディアガーデン」(中央2)や「アイシティ21」(山形村)などにアンケート用紙を置くほか、ウェブサイトでも受け付ける。