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安曇野の画廊でグループ展「弱ったなぁ」 地元ゆかりの9作家、個性豊かに

花が特徴的な柴明子さんの作品と、小部屋には成瀬憲子さんの絵と詩を展示

花が特徴的な柴明子さんの作品と、小部屋には成瀬憲子さんの絵と詩を展示

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 地元在住・出身の作家9人によるグループ展「弱ったなぁ」が現在、安曇野の画廊「Banana Moon(バナナムーン)」(安曇野市穂高有明、TEL 090-4819-9878)で開催されている。

各作家が寄せた文章も合わせて展示

 出展するのは、うつみえまさん、鹿目モトさん、北山亨さん、柴明子さん、成瀬政博さん、成瀬憲子さん、成瀬麻紀子さん、成瀬遼さん、Nachi Yamazakiさん。個性豊かな絵画や写真を展示する。

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 うつみさんは、自身の人格を形成した時代に住んでいたという大阪の街を、アクリル絵の具で描いた。「怪しいもの、怖いもの、ダークなものが好きなので自然と暗いトーンになる」と話す。普段、室内を描くことが多い成瀬遼さんは、公園へ出掛けたときに目に留まった一本の木をきっかけに、外の風景を題材にした。「屋外ならではの解放感や心地よさを感じた」。大小さまざまな作品は、手に入れた正方形の額などに合わせて制作した。

 9人の中で唯一写真を出品するNachiさんは、自粛生活の中で目に留まった、身の回りにある廃れたもの、朽ちていくものを撮り下ろした。以前、音楽活動をしていたこともあり、アルバムの曲のイメージで、ネガティブな印象の5点と、光を感じる2点を並べた。北山さんは「鏡像」というシリーズで、「物質の境界線」A、Bと題した2点を制作。コロナ禍で生活を見直す中で生まれたものだという。

 ギャラリーに入ってまず目にするのは、成瀬憲子さんが数年前に作ったという「弱ったなぁ」という文字が刺しゅうされたTシャツ。片付けの際に偶然見つけて、「皆の思いを反映している」と展示のタイトルにした。企画を担当した北山さんは「コロナもそうだが、それ以外でも日々の暮らしでふとそう思う瞬間は誰にでもある。そういうときに、アートに触れることで、救われることもあるはず。ちょっとした気持ちの切り替えに、足を運んでもらえれば」と話す。

 営業時間は13時~17時。営業日は金曜~日曜。9月13日まで。

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