ベーカリーカフェ「WAKU」(松本市本庄1)が6月4日、松本・本庄にオープンした。
店舗面積は約22坪。店内は木を生かした明るい雰囲気で、壁面は黒板にしてパンなどのイラストを描く。イートインスペースも併設し、テーブル、カウンター合わせて16席を用意する。
パンは、国産の小麦粉と天然酵母、素焚糖(すだきとう)を使う。食パンは「山型食パン」(260円)と香ばしさが特徴の「全粒粉食パン」(300円)の2種類。ほかに、バターと素焚糖を入れたクリームを挟んだ「ミルクフランス」(160円)や、岩塩を使った「塩バターパン」(90円)、コッペパンに、ソーセージや卵を挟んだ総菜系のパンも用意する。店主の石井さんは「食材にこだわりつつ、日常の食事になるように価格を抑えた」と話す。
パン好きで、「いつかパン店を開きたい」と思っていた石井さん。「親が趣味でパン作りをしていて、朝ご飯はいつもパンだったので、自然と好きになった」と振り返る。東京で働きながら講座に通い、パン作りの腕を磨いてきた。2月に、夫の実家がある松本に移住。空き家だった物件を改装し、開業の準備を進めてきた。
店名には「枠にとらわれずに挑戦して、ワクワクしてもらえるような店にしたい」という思いを込めた。ショップカードに描かれている看板犬のキャップは、ゴールデンレトリバーとプードルのミックス。今後は、店内を犬同伴可能にしていきたいという。「犬用のおやつなどもそろえて、犬と一緒に楽しめる場所にしていければ」とも。
営業時間は10時~17時。日曜定休。