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松本CINEMAセレクトが上映再開 「映画を劇場で見る思い」もう一度伝えたい

(左上から)©1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris、©2005 Video Mercury Films S.A.、©「もみの家」製作委員会、©1988 COMPANY BIZARRE PTY LTD.

(左上から)©1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris、©2005 Video Mercury Films S.A.、©「もみの家」製作委員会、©1988 COMPANY BIZARRE PTY LTD.

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 NPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」は、まつもと市民芸術館(松本市深志3)と松本市中央公民館・Mウイング(中央1)で6月17日から上映を再開する。

 17日は、まつもと市民芸術館で「女と男のいる舗道 リマスター版」(20時~)。ロビーでは、ゴダール作品のポスター展示と、上映前に「裁かるゝジャンヌ」の一部を16ミリフィルムで上映する。

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 以降、6月中は週末に開催する。19日は「ようこそ、革命シネマへ」(Mウイング、19時30分~)、20日は「ミツバチのささやき」(まつもと市民芸術館、19時30分~)、21日は「もみの家」(Mウイング、10時30分~)、「100人の子供たちが列車を待っている」(同、13時~)、「スピリッツ・オブ・ジ・エア」(同、14時30分~)。26日は「ラストムービー」(まつもと市民芸術館、19時30分~)、27日は「春を告げる町」(Mウイング、19時~)、28日は「在りし日の歌」(Mウイング、10時~)、「プリズン・サークル」(同、14時~)。

 同NPOでは3月ごろから、消毒液の設置、マスクの提供、セルフ会計などで新型コロナウイルス感染拡大防止の対策を取って上映していたが、4月19日から中止。宮崎善文理事長は「見たいけど安心して見に行くことができないという声を聞き、このような環境で上映を続けるのはお客さまにも映画にも申し訳ないという気持ちが強くなった」と話す。一つの作品を見る機会は1回、多くても2回しか用意できない中で、「その貴重な場に来られない環境で上映をすることは自分のエゴになってしまう」と、延期を決断した。

 全国のミニシアターを守るためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」が4月13日に立ち上がった。宮崎さんもプロジェクトを応援しているが、「映画館」を持っていない同NPOは対象外となっている。普段から、スタッフは全員ボランティアで運営。売り上げは会場費と映画借用費に充て、組織・個人の収入はほぼないどころか、宮崎さんの持ち出しになることもあるが、「負担少なく映画を楽しめる『場』を、長く継続していきたい」と取り組んできた。

 4月から6月末日まで有効の前売り券や会員券の有効期限は延長。例年、4月~5月に実施している「1年生割引」は6月末まで行う。宮崎さんは「劇場で映画を見られないという体験をした今、『もう一度映画を劇場で見る思いを伝えたい』と感じる作品を選んだ。延期にした作品も順次、見られるようにしていきたい」と話す。

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