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松本で休校中の子ども向けカレー配布 島内の和食店「今しかできないことを」

初日の様子。どのような方法が良いか考え、現在はドライブスルー方式で配布している

初日の様子。どのような方法が良いか考え、現在はドライブスルー方式で配布している

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 臨時休校中の小中学生の昼食を支援するためにカレーなどを無料配布する「食べて元気に!子どもカレー!」が現在、県松本合同庁舎東側向かいにある市民タイムス(松本市島立)の駐車場で行われている。

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 1日100食限定で、カレーまたはシチューを子ども向けに用意する。ご飯はないが、袋に詰めた生米1合を付ける。来場者には、鍋やタッパーなど、カレーを入れる容器の持参と、マスクの着用を求めている。受け渡しはドライブスルー方式で、車の中から渡された容器にカレーまたはシチューを入れて返す。

 和食店「こよみ料理鼎(かなえ)」(島内)のおかみ・小林莉花さんが子どもの食事が偏りがちになったり、3食作ることを保護者が負担に感じたりすることを少しでも解消できればと提案。野菜などの提供を呼び掛けると、たくさんの食材が集まった。21日から平日のみ配布。なるべく公平に渡したいと、11時前に来た人は待たずに再度時間になったら来るようにお願いしている。1時間ほどで100食がなくなることもあるが、「ここで感染が広がってしまっては元も子もないので協力していただければ」。

 手袋やマスク、アルコール消毒液やゴーグルをそろえ、どうすれば安全に、スムーズに渡すことができるか試行錯誤しながら、配布を続けている。配布や駐車場の整理は店のスタッフや、取り組みに共感した他の店の人たちも手伝ってくれているという。「車に乗ったままの受け渡しになるし、マスクで子どもたちの表情もあまり分からないときもある。それでも、車の中から『ありがとう』というメッセージカードを見せてくれる子どももいて、励みになる」と小林さん。

 同店は現在、夜の営業を自粛。昼はテークアウトと予約のみで対応している。店主の夫・哲也さんは包丁砥ぎのサービス(1本500円、家庭用のみ)を始めた。「店を開けて、お客さまを迎えて、笑顔でお見送りする。この当たり前ができない今、耐えて切り抜けるしかない。コロナ終息を願いながら、今しかできないことを考えてやっていきたい」とも。

 配布時間は11時~13時(なくなり次第終了)。5月1日まで(4月29日は休み)。

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