動画で飲食店をプロモーションする「イルカラ」(塩尻市大門)が、新型コロナウイルスの影響を受けている地元飲食店を応援しようと、テークアウトやデリバリーを行っている飲食店を紹介する取り組みを始めた。
同社で運営するサイト「イルカラナガノ」を4月8日にリニューアル公開し、情報発信を始めた。松本、安曇野、塩尻・東筑摩郡のほか、大町・白馬、諏訪・伊那、長野、飯田の7エリアに分けて、テークアウトやデリバリーに対応している店舗約100件を紹介する。
社長の小林諒佑さんは塩尻市出身。おいしさやお得感ではなく、「お店の人に会いに行く」という視点で飲食店を選んでほしいと、「あの人が『いるから』行きたくなる」をコンセプトに、2018(平成30)年9月、「イルカラナガノ」を立ち上げた。こだわりや思いなど、人にクローズアップして制作した動画を中心に飲食店の情報を掲載している。
サイトリニューアルに向けて準備を進める中、飲食店をめぐる環境が大きく変わった。これまで取材した先などに情報提供を募ると、5日間で約100件が集まったという。「10ある売り上げを、15、20にするのが私たちの仕事。今は売り上げを10に戻せるように、そしてまた10以上にしていけるようにできることをしていきたい」と小林さんは話す。
今後も情報は随時更新予定。「SNSやサイトから情報を寄せてもらえれば。少しでも多くの人に届けていきたい」とも。