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松本で段ボールの精巧ギターと肖像画「図画工作展」 音楽好き、自然とつながり

ジョン・レノンの「1964 Rickenbacker 325 Jetglo」、ポール・マッカートニーの「1963 Hofner 500-1」、ジョージ・ハリスンの「1962 Gretsch 6122」

ジョン・レノンの「1964 Rickenbacker 325 Jetglo」、ポール・マッカートニーの「1963 Hofner 500-1」、ジョージ・ハリスンの「1962 Gretsch 6122」

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 絵と平面工作を手掛けるフランソワーズさんと、立体工作と絵を担当する滝澤テイジさんの2人展「図画工作展」が現在、松本・信州大学近くのパティスリー「ROND POINT(ロンポアン)」(松本市桐2、TEL 0263-34-9588)で開催されている。

 メインのビートルズのコーナーには、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンの愛用のギターとスネアドラムに加え、4人の肖像画とリバプールの街並みの絵が並ぶ。滝澤さんが制作した楽器は全て段ボール製で原寸大。弦は紙ひもを使い、アクリル絵の具で着色している。フランソワーズさんの絵は、油鉛筆などを用いて描いた。ほかに、ジョー・ストラマーの「フェンダー・テレキャスター」、スティーブ・ジョーンズの「ギブソン・レスポール・カスタム」の段ボール製ギターも展示する。

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 滝澤さんが作品を作り始めたのは2015(平成27)年ごろ。イベントの小道具として段ボールでランドセルを作ったことがきっかけだった。その後、地元の音楽家らとビートルズのカバーアルバムをリリースした際に、ギターを作ってみることにした。「取り組むうちに、より細かいところまでこだわるようになった」と滝澤さん。コントロールノブやピックアップセレクターなど音を調整する部品も実際に動き、段ボールで作ったねじが取り外せるものもある。

 2人はライブなどイベントを通じて知り合った。「それぞれ作っていたものは、立体と平面(絵)だが、影響を受けた音楽が似ていて、2人なら面白いことができると思った」とフランソワーズさん。一緒に展示をしたいと誘うと、滝澤さんも快諾。滝澤さんが作ったギターに合わせて、フランソワーズさんが絵を描き、部員2人の架空の「美術部」として活動している。

 昨秋、諏訪のカフェで初めて展示を行った。「見に行きたかったのに行けなかった」という同店の秋山まゆみさんが、「うちでもやってほしい」と2人に依頼。巡回展として実現した。「私も音楽が好きだし、ものづくりもする。どこか通じるものがあるのかもしれない」と秋山さん。

 「今回はリバプールだったが、今後は好きなミュージシャンが生まれた街や暮らす街も描いてみたい」とフランソワーズさん。「ギターを作る、ギタービルダーの方にも見てほしい。素材は違うが同じパーツ、部品を組み立てて作っているので楽しめるはず」と滝澤さん。

 営業時間は10時~20時。会期中無休。3月15日まで。

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