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松本の書店で写真展「うまれたてのあさ」 東北の「雪と共にある暮らし」写す

東北で撮影した作品が並ぶ

東北で撮影した作品が並ぶ

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 写真家・吉森慎之助さんの写真展「うまれたてのあさ」が現在、松本市の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3、TEL 0263-87-5733)で開催されている。

 写真集「うまれたてのあさ」の出版を記念した巡回展。秋田県や青森県など冬の東北の風景、約20点を展示する。どこまでも広がる真っ白な世界や、その中に浮かぶ人や物、喫茶店の朝食など、寒い地域の日常風景を切り取った作品が並ぶ。吉森さんは「朝と夕方、太陽が真上にない時間帯が好き。朝はどこか、ノスタルジックな感じがする」と話す。

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 九州出身の吉森さんにとって、東北の雪景色は新鮮に映ったという。「スキーやスノボはしたことはあったが、実際に訪れて、雪と共にある暮らしを初めて知った。暮らしている人にとっては当たり前かもしれないが、暮らしのそばにある雪景色に引かれた」と振り返る。

 吉森さんは1992(平成4)年鹿児島県生まれ、熊本県育ち。東京でのスタジオ勤務を経て、2018(平成30)年に独立し、広告や雑誌などを中心に活動している。吉森さんが師と仰ぐ写真家・泊昭雄さんが昨年2月に同店で写真展を開いたことを知り、出版したタイミングで連絡。その後、実際に足を運び、写真集の取り扱いと巡回展が決まった。

 1月4日・5日には出張記念イベントとして、フィルムカメラで10枚撮影する「うまあさ写真館」を開催。「仕事とは違って、写真館では撮られることに慣れてない人がほとんど。1枚目と10枚目の表情が違うのがうれしいし、そこに面白さも感じる」と吉森さん。後日、撮影したデータと共にプリントしたものも1枚送る。「今の時代は撮ってもデータのままで終わってしまうことが多いが、それは写真の完成形ではないと思う。これをきっかけに、部屋に写真を飾るようになってもらえれば」とも。

 価格は、写真集「うまれたてのあさ」=2,800円、写真=3万円~。営業時間は7時~20時。水曜定休。1月13日まで。

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