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松本の書店で写真展「ohashi_to」 香港、ベトナム、イギリスの「お箸のある風景」

「お箸のある風景」をプリントしたTシャツ姿で笑顔を見せる疋田さん

「お箸のある風景」をプリントしたTシャツ姿で笑顔を見せる疋田さん

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 写真家・疋田千里さんの写真展「ohashi_to」が現在、松本市の書店「栞日(しおりび)」(松本市深志3、TEL 0263-87-5733)で開催されている。

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 疋田さんが撮影した「お箸のある風景」とアジア料理研究家・外処佳絵さんのレシピを紹介するリトルプレス「ohashi_to」の出版を記念した巡回展。香港、ベトナム、イギリスなどで撮影した作品22点を展示する。それぞれの国らしさと、どこか共通したところを併せ持つような料理の写真をはじめ、店先や屋台の風景などが並ぶ。

 疋田さんは京都府生まれ。高校・大学時代は写真部に所属し、スタジオ勤務、カメラマンアシスタントを経て、2003(平成15)年からフリーランスで活動している。カメラマンを始めた頃は人物を撮ることが多かったが、料理家との交流を通じて自然と料理の写真が増えていったという。

 ライフワークにしている旅でも、料理の写真を撮ることが増え、「何かテーマがあったほうが撮りやすいと思って、浮かんだのがお箸だった。撮り始めてみると、いろいろなところに連れて行ってくれる、いいテーマだと思った」と疋田さん。2017(平成29)年6月に韓国、台湾、日本の「お箸のある風景」を撮影した第1弾を自費出版した。「見た人からの反応もよく、『面白い』と言ってもらうことも多い。お食い初めや、お葬式でのお骨上げなど、日本人にとってお箸はやはり特別なものなのかも」

 今作は、昨年から今年にかけて撮影。同展ではリトルプレスのほか、現地で仕入れた箸や小皿、ノートなどの雑貨も合わせて販売する。「お土産みたいな感じで、現地をより身近に感じてもらえればうれしい」と疋田さん。「今後も、さまざまな国の『お箸のある風景』を見つけたい。例えば中国でも地域ごとに違いがある。その地域のことも勉強しながら、撮影をしていければ」とも。

 価格は、リトルプレス「ohashi_to」=1,620円、写真=1万5,000円~。営業時間は7時~20時。水曜定休。9月16日まで。

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