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松本・島内にコーヒー専門店「月詠珈琲」 日常的にコーヒー楽しむ提案を

空間づくりにもこだわった店内

空間づくりにもこだわった店内

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 コーヒー専門店「月詠珈琲(つくよみコーヒー)」(松本市島内、TEL 0263-75-4087)が11月13日、国道19号沿いの「麓庵かつ玄」敷地内にオープンした。

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 スペシャルティコーヒーを自家焙煎(ばいせん)で提供する。店主の河野翔太さんは「豆の販売に力を入れ、店内はコーヒーを紹介する場と位置付けている」と話す。席数はカウンターとテーブル合わせて18席。テークアウトにも対応する。

 コーヒーは、「月詠ブレンド」と季節限定の2種類のブレンド豆のほか、「シェカ ナチュラル」(エチオピア)、「オーロ ヴェルデ」(ブラジル)などシングル豆も用意する。「同じ国でも地域で違いがある。農園や区画を指定して、より個性を感じられるものを提供したい」と河野さん。

 店内ではそれぞれの豆をネルドリップで入れたドリップコーヒー(582円~)のほか、「カプチーノ」(527円)や「くるみラテ」(573円)、自家製コーラにエスプレッソをトッピングした「エスプレッソ月詠コーラ」(618円)なども。「チーズケーキ」(400円)や「クラシックショコラ」(以上400円)などスイーツ類も提供する。

 河野さんは、大学生のころにスペシャルティコーヒーを知って衝撃を受けたという。「ジャスミンやレモンの風味があり、これまでコーヒーと思っていたものと全く違っていた」と振り返る。東京から地元の松本に戻っていったん就職したが、「心のどこかにずっと、コーヒーに対する思いがあった」。開業を決意して仕事を辞め、「丸山珈琲小諸店」で3年ほど、働きながらコーヒーについて学んだ。

 テーブルの一部に古いミシン台を使ったり、椅子の色を塗り替えたりと、空間づくりにもこだわった。選び抜いた器の中には、オリジナルで制作を依頼したものも。店名は、「暦=月を読む」という意味を込めた。河野さんは、「コーヒーが気取らず、日常的なものになるように、ライフスタイルに合わせた楽しみ方を提案していきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~17時。火曜、第2・第4水曜定休。

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