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松本・天神通りにカフェ「ラーチ」 自家製タルト、コーヒーとペアリング

店名は英語でカラマツ。「どんな季節も生き抜くカラマツのように楽しい日も辛い日も見守れる空間になれば」と宮原さん

店名は英語でカラマツ。「どんな季節も生き抜くカラマツのように楽しい日も辛い日も見守れる空間になれば」と宮原さん

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 松本・深志の天神通りにカフェ「Larch(ラーチ)」(松本市深志2、TEL 0263-87-3862)が2月2日、オープンした。

タルトは日替わりで3、4種類を用意

 店舗面積は約25坪、席数は1、2階合わせて21席。古い長屋をリノベーションした店内は、椅子やソファ、照明や雑貨などにもこだわり、ゆっくりくつろげる空間に仕上げた。オーナーの渡邊慶さんは「20代の女性が親しみやすい雰囲気を意識した」と話す。

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 注文を受けてから一杯ずつ入れるハンドドリップコーヒーは、「豆が持つフルーティーな味を楽しんでほしい」と浅煎(い)りの豆を使う。4、5種類用意する「シングルオリジン」(500円~)のほか、「2種飲み比べセット」(750円)も。

 自家製の「タルト」(400円~)は日替わりで提供。果物はタルトに合うものを選び、できる限り地元産を使う。店長の宮原泉さんは「コーヒーとのペアリングを楽しめるようにした」と話す。食事は甘口の「レモンクリームカレー」(850円)とスパイスの効いた「キーマカレー」(900円)を用意する。

 2人は共に「いつか松本で店を開きたい」という思いを持っていたが、渡邊さんは信州大学大学院卒業後に東京のコンサルティング会社に就職。宮原さんは松本で働きながら、休みの日には上京して何十軒も店を巡り、その様子を渡邊さんに語っていたという。「コンサルの視点からも、20代で店を持つのは厳しいのではないかと思っていたが、『カフェをやりたい』という熱が伝わってきた」と渡邊さん。昨夏、松本に戻ってくるタイミングで、本格的に開業を考え始めた。

 11月には物件を決め、内装やメニューについても検討。「同世代の女性が喜ぶもの」「ほかの店にはないもの」としてタルトに決めた。タルトに合うコーヒーを探し、たどり着いたのが東京・神保町の「グリッチコーヒー」。宮原さんは、「今までにないコーヒー。これなら相乗効果で楽しんでもらえると思った」と笑顔を見せる。

 店内でゆったり過ごしてもらおうと、キャッシュオンスタイルを取る。「お客さんとの距離感を大事にしている。最後に店を出るときに声を掛けるくらいで、友達の親しさと単なるお客さんの中間くらいを目指したい」と宮原さん。「量より質を重視して、自信を持って提供したい。もう少し余裕が出てきたら、焼き菓子などメニューも増やしていければ」とも。

 営業時間は12時~20時。火曜定休。