松本市は、松本山雅FCをイメージしたデザインマンホールをJR松本駅お城口~本町通りを中心とするエリア10カ所に設置した。
マンホールのふたは直径60センチ。「山雅カラー」の緑色を基調としたデザインで、エンブレムとオフィシャルマスコット「ガンズくん」をそれぞれ5種類用意する。市の施策として、「美しく生きる。健康寿命延伸都市・松本」「残さず食べよう! 30・10運動」などの文言も入れる。
市では以前、伝統工芸品の松本手まりをデザインしたふたを設置しているが、2010(平成22)年の波田町との合併以降では初の試み。市下水道課は「山雅が注目される中、松本がどういう街なのかを知ってもらうきっかけになればと考えた」と話す。
「どこにあるか探すことも楽しんでほしい」と詳しい設置場所は公表していない。18日の設置後、SNS上では、「チャレンジしたけど、8枚発見までで時間切れ」「ガンズ君は発見できず」「ついにコンプリート!!」という声も。写真付きで投稿する人も、ふたの写真がメインで、場所が特定できないように配慮している様子が見られる。
同課に問い合わせもあったというが、「探しながら街歩きをしてほしい」と教えていないという。「下水道は地下にあるので普段の生活で意識することはほとんどないと思う。マンホールが、『ここに下水道が通っている』と気付くきっかけになれば」とも。