和酒とおばんざいの店「蔵音(くらね)」(TEL 070-1407-0432)が10月10日、松本・大手の日本料理「ヒカリヤ ヒガシ」向かいの「イーストタウン」(松本市大手4)1階にオープンした。
店舗面積は約5坪。席数はカウンター10席。カウンターにはヒノキの一枚板を使い、日本地図を描いた壁には提供する酒の産地を記す。店長のみいさんは、「狭い店だが、飲み会の前の0.5次会や、少人数の2次会、3次会に利用してもらえれば」と話す。
お酒は、全国各地の日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、果実酒を用意する。日本酒(90ミリリットル=350円~)は常時20~30種類。地酒のほか、「播州一献」(兵庫県)や、「いづみ橋」(神奈川県)、「御慶事」(茨城県)など、県外のものも豊富にそろえる。
焼酎(60ミリリットル=350円~)も20~30種類。「今は『新焼酎』の季節。割り方もバリエーションが多いので、苦手だと思っている人にも試してほしい」。日本酒と焼酎は、それぞれ3種お任せの飲み比べセット(1,000円)も。「イベントで情報収集して仕入れているが、正直、好みの部分もある」と笑う。「地元の人には、県外のお酒を知る機会になれば」とも。
おばんざいは、(1点=300円、3種盛り800円)は、「筑前(ちくぜん)煮」や「明太(めんたい)わかめ」などの定番のほか、旬の食材を使ったものも提供する。ほかに、「さっぱりポテサラ」や「牛すじみそ煮込み」(以上400円)なども。
オープンして1カ月。「ちょっと分かりにくい場所にあるが、近くのお店の方々の紹介で、足を運んでくれる人もいる」とみいさん。自身は、観光で何度も訪れた松本の街が気に入って移住した。「お客さんを取り合うのではなく、好みの店を見つけてほしいと思っている人が多いのかも。とてもありがたいし、諸先輩方に比べればまだまだひよっこだが、その輪に入って広げていければ」と話す。
営業時間は17時~23時(土曜は15時~)。日曜定休で、月2回ほど月曜も休み。