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松本のギャグ演劇集団が「夜明けのクリプティッド」 男性5人「生でお笑いを」

稽古の様子

稽古の様子

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 「ギャグ演劇」を上演する演劇集団「BLUES(ブルース)」による公演「夜明けのクリプティッド」が11月23日・24日、松本の「上土ふれあいホール」(松本市大手4)で上演される。

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 クリプティッドは、未確認動物(UMA)のこと。UMAの森を舞台に、そこへ迷い込んだ男たちのやり取りが繰り広げられる。代表のおもケンこと大澤健太さんは「割とポップなストーリーで、分かりやすく誰でも楽しめる」と話す。

 高校生の頃から地元の劇団に所属していた大澤さんが松本大学に進み、「自分がやりたい芝居をしたい」と2009(平成21)年、男性5人で「学生演劇BLUES」を結成。その後「BLUES」に改名し、年に数回、本公演のほかコントライブやトークイベントを開催している。「コメディーというよりはギャグのほうがしっくりくる。やっていくうちに、ギャグを重視するようになり、笑いのためにストーリーを考えるようになった」と大澤さん。ベースになっているのは演劇と笑いだが、「ギャグ:ストーリー=8:2という割合の芝居は、この辺りでは他にないと思う」。

 メンバーを入れ替えながら、松本市を中心に活動。現在は社会人と学生合わせて5人で、平日夜や休日を利用して練習を重ねている。今回の脚本は半年ほど前に着手し、5人で話し合いながら作り上げてきた。2カ月ほど前から稽古を開始。11月8日に行われた稽古では、キャンプやカレーをキーワードに、軽快な動きとテンポの良い会話が続いた。

 結成して10年。少しずつファンも増え、満席になる公演もある。「自分たちがやっていることを面白いと感じてくれる人が、もっといるかもしれない」と大澤さん。「地方で、生でお笑いが見られる機会は少ない。お笑いやコントが好きな人をはじめ、見たことがないという方に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開演は、23日=15時、20時、24日=14時。料金は一般・前売り=1,500円、当日=2,000円、25歳以下・前売り=1,000円、当日=1,500円。予約はメールまたは電話(TEL 090-4398-1134・制作担当)まで。

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