球体関節人形などを制作するユニット「FREAKS CIRCUS(フリィクス サァカス)」による作品展「peep show4」が現在、松本・駅前大通りのセレクトショップ「Schrodinger's closet(シュレディンガーズクローゼット)」(松本市中央3、TEL 0263-34-3132)で開催されている。
球体関節人形は、関節が球体のため、自在なポーズができることが特徴。体の部分は陶製で、瞳はガラスを入れたものや、描き入れたものもある。今回の作品展では、店主の民谷涼さんが衣装を手掛けた「残星」や、近くにある市美術館で開催中の「不思議の国のアリス展」に合わせて、アリスをイメージした「夢の子」、ウサギ姿のぬいぐるみ「白うさぎさん」など4点を展示。花や十字架で飾られた顔や手などのアクセサリーも用意する。
「FREAKS CIRCUS」は「クロ」さんがメインの造形を、「シロ」さんが着色などを担当し、10年ほど前から制作活動を行っている。「設計図を描いて、陶器を焼き、それぞれ分断して関節を付ける。陶器のパーツが思ったような仕上がりにならないこともある」とシロさん。3体ほど作り、きれいな部分を組み合わせていくこともあるという。
同展に合わせてコラボTシャツも制作。ひび割れやゆがみなどが出て、使うことができなかったパーツを集めて撮影した写真を用いた。
民谷さんが以前、都内で勤務していた店で2人の作品を扱っていたという縁で、年に1回のペースで展示を行っている。今回が4回目。「都外ではあまり展示をしないので、松本は恒例のお出掛けのような感じ」とシロさん。「洋服と同じ感覚で気軽に楽しんでほしい。アリス展にも球体関節人形が展示されているので、その帰りに寄ってもらえれば」と民谷さん。
価格は球体関節人形=12万円~、ネックレス=6,800円~、コラボTシャツ=9,000円など。
営業時間は12時~19時(会期中の土曜は21時まで、最終日は17時まで)。水曜定休。8月20日まで。20日の午後は2人が在店する。