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松本駅近くに居酒屋「えびすや」 祖父の鮮魚店の名前受け継ぎ、「魚の楽しみ」を

「メニューもお酒も、今後さらに増やしていければ」と中沢さん

「メニューもお酒も、今後さらに増やしていければ」と中沢さん

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 魚介と野菜の串焼きがメインの居酒屋「えびすや」(松本市中央1、TEL 0263-30-8355)が7月18日、松本・中央にオープンした。

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 焼き鳥店「鶏助」跡をほぼ居抜きで使う。店舗面積は約7坪。席数はテーブル4席とカウンター8席。

 メインは串焼き(200円~)で、旬の魚介と野菜をそれぞれ7、8種類ほど用意する。店主の中沢翼さんは「今はトビウオやイワシ、これからはタチウオやサバなどが旬を迎える。野菜は米ナスが採れるので、田楽みそと一緒に出している」と話す。ほかに、自家製の「イカの塩辛」(450円)や「サバのポテサラ」(480円)なども。

 お酒は生ビール、日本酒、焼酎、ハイボール、サワーなど取りそろえる。日本酒は「酔園」や「美寿々」「つきよしの」(以上650円)など地酒にも力を入れる。

 中沢さんは松本市出身。高校卒業後に地元の飲食店に勤務した。「鶏助」の店主が高校の先輩という縁があり、今年に入って居抜きでの活用を持ち掛けられ、「自分の店を持ちたいとずっと思っていたし、店構えも理想的だったので」開業を決めたという。

 店名は、中沢さんの祖父が営業していた鮮魚店の名前。「祖父は私が生まれる前に亡くなったが、自分の店にはこの名前を付けたかった」と中沢さん。形見の包丁を大事に使い、店を切り盛りする。「いろいろな種類を少しずつ食べられるのが串焼きの良いところ。海のない長野県で、魚の楽しみ方を提案していきたい。狭い店だが、1人でもふらっと立ち寄ってもらえれば」とも。

 営業時間は18時~24時。日曜定休。

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