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松本のカフェで「竹かごのある暮らし」展 日常使い提案、オリジナル商品も

「ざるはそば以外に、ベーグル、パン、おにぎりなどにも合う。いろいろな使い方を楽しんでもらえれば」

「ざるはそば以外に、ベーグル、パン、おにぎりなどにも合う。いろいろな使い方を楽しんでもらえれば」

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 企画展「竹かごのある暮らし」が現在、松本・神田の天然酵母ベーグル&カフェ「Michishita」(松本市神田3、TEL 0263-87-3926)で開催されている。「工芸の五月2019」の一環。

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 竹を編んで作った持ち手付きの籠をはじめ、花籠、ざるなど80点以上を展示。ざるは、六ッ目編みや亀甲編みなど網目によって雰囲気が異なり、サイズも豊富に展開する。同店が製作を依頼した長方形の「菓子プレート」は、竹製のランチョンマットのような仕上がりに。籠の中に入れて使えるようにと、1枚の手拭いを裁断することなく縫い合わせてバッグにした「Hirocoledge」のスリーブバッグも用意する。

 企画のきっかけになったのは、常連客がベーグルを買う際に持参していた竹籠。同店の水城直美さん・綾子さんは「竹籠を使う姿がすてきで、こういう風景が広がったらいいなと思った」と振り返る。話を聞くと、木曽の竹工芸作家・飯島正章さんに習って作ったものだと分かり、「オリジナルを作りたい」と相談すると、同じように飯島さんに習い、地元の竹を採ってきて製作しているという筑北村の夫婦を紹介された。

 その後、3人の作り手と相談しながら、持ち手や底などを工夫し強度を高めて、オリジナルのパン籠が出来上がった。仕事場にも足を運んだという直美さんは、数多くのアイテムを見て、「もっと多くの人に知ってもらいたい」と「工芸の五月」に合わせた企画展を提案。展示に向けて3人は「enuand(エヌアンド)」というユニット名を付け、準備を進めてきた。

 オリジナルのパン籠は、試作段階から店頭に置いてあったこともあり、展示開始直後から注文が入り、早々に予定数に達するほどの人気ぶり。「ほかのアイテムも籠を中心に売れるのが早く、予想以上の反応に驚いている」と直美さん。期間中は、「ベーグルだけではなく、ほかのパンも」と、県内のパン店の出張出店も行う。「パンやベーグルを運んだり、食卓に出したり、普段の買い物に持参したりとさまざまなシーンで使えるという一つの提案になれば。多くの人に手に取ってもらえればうれしい」とも。

 価格はざる=3,500円~、菓子プレート=3,500円など。営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。5月24日まで(最終日は展示販売のみでカフェ営業は休み)。12日は白馬村のパン店「koubo-nikki」の出張販売を行う。

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