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松本で「或いは、テネシーワルツ」上演 信毎メディアガーデンが「街中広場」に

長距離バスを待つ男「K」を演じる串田さん

長距離バスを待つ男「K」を演じる串田さん

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 劇場から飛び出して上演する「トランクシアター」シリーズ、「或(ある)いは、テネシーワルツ」が現在、「信毎メディアガーデン」(松本市中央2)1階ホールで上演されている。

開演前ににぎわうホール内

 まつもと市民芸術館芸術監督で、信毎メディアガーデン企画プロデューサーの串田和美さんによる「串田企画」第3弾。長距離バスを待つ男「K」が、過去や現在、未来を語りながら、周囲を巻き込んでいく。出演は串田さんのほか、同館を拠点に活動する演劇集団「TCアルプ」の佐藤卓さん、下地尚子さん。原案・演出を劇作家・加藤直さんが務める。

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 初日の17日は、約150人が鑑賞した。ホール内には地元飲食店が出店し、開演前にはクラフトビールやシードル、ガレットやパン、スープなどを日替わりで販売。ブルース歌手のブルーム・ダスター・カンさんによる演奏や、「TCアルプ」のメンバーが余興を行い、にぎやかな雰囲気を演出した。上演中も飲食可能な「お祭り広場」をイメージした、劇場とは異なる自由な空間で過ごすうちに、徐々に芝居の世界へ引き込まれていくように開演。ステージにふらりと「K」が現れ、ときには観客を交えつつ物語が展開していった。

 同作は昨年5月、旧幸町保育園(埋橋1)でスタートし、今夏、バージョンアップして県内外でツアーを実施。今回が凱旋(がいせん)公演となる。2015年、まだ空き地だったときに仮設舞台をつくって「スカパン」を野外上演した串田さんにとって思い入れのある場所。翌年、「遥かなるブルレスケ」を上演した際には地元飲食店が出店し、串田さんが思い描いていた、日常の街なかで楽しめる、地域の人たちも一緒になって盛り上げる「街中広場」が実現した。

 初日のカーテンコールでは、串田さんが昨年、大雨に見舞われた「伝説の公演」を振り返りながらあいさつした。「野外から屋内になったが、そのときと同じ場所でこうして芝居ができることがうれしい。皆で、『街中広場』を盛り上げてほしい」とも。

 公演は21日まで。開演は、18日・20日・21日=14時、19日=19時。開演30分前から、飲食物などを販売する。チケットは一般=3,500円、高校生以下=1,000円。チケット取り扱い・詳細は信毎メディアガーデン内まちなか情報局(TEL 0263-32-1150)まで。